マイルチャンピオンカップ予想

  • 2017.11.17 Friday
  • 23:59

こんばんは。

マイルチャンピオンカップですね。私が興味を持ち始めたころにびっくりしたのはこのレースでした。競馬ってこんなことがあるんだと。メイショウテゾロの2着です。当時はもちろん馬券を買ったりできない年齢で実際買ってももちろんいないですが衝撃を受けました。なぜこの馬が来たんだろう。レースが終わった後の馬柱を隅から隅まで見渡したのはあの時が初めてでしょう。

あのレースがなければたぶん私は競馬ブログなんか初めてこんな能書きを垂れるおっさんにはなってなかったでしょう。まあ競馬に夢中になるきっかけの一つであったのは間違いないです。そんなレースの予想です。

 

まあこのレースの馬柱をみたときに思ったのは、「あちゃー、ややこしい並び(笑)」です。説明しにくいですが、ややこしいなと軸馬を探すという意味では難しくなったなと思いました。

ポイントはまず枠と位置取りですね。まあ去年も書きましたが内有利なコースで多く外国人騎手も入ったりするとまあ基本後ろの方はごちゃごちゃするもんです。不利のない位置でレースできる馬を買うってのが鉄則っていえば鉄則です。

 

まああとはローテですかね。タフな競馬もありましたし出来の良さそうな馬を探るということでその辺は探っていきたいところです。距離の短縮、延長もシビアに見ていきたいところですかね。

ということでざっと各馬の短評を書いて予想に入ろうと思います。私がG1予想でこういうはいりをするとき基本全く予想のイメージがわいてない状態です。今この時点何を俺、本命にするんだろうってところです。

 

短評の前に

リピートレースの記事 同一G1で続けて馬券に絡む馬について(G1のリピーター、リピートレース)

負けた後の巻き返しの記事同一G1掲示板外からの巻き返しについて(2017秋)

 

を張っておきます。何かの参考に。

 

1 ブラックムーン アッゼニ 

マイル一本で絞って戦ってますが、OPは勝てる、重賞は3着がいっぱい。ってところで現状落ち着いてると思います。騎手は不気味ではありますが現状1秒負けていて勢いもなく内をついてするする3着がいっぱいいっぱいでしょう。厳しいと思います。

 

2 アメリカズカップ 松山 

道悪で重賞勝ちの道悪巧者がその舞台に戻って勝利。出来も上向いているようで前に行く脚質で内枠も穴の要素はありそうです。距離短縮は悪くもないと思います。とポジティブなことはいっぱい書きましたが基本足りないんじゃないかと思います。あとはこの馬走っているときは外枠が多くもまれてどうなんだろうというところもありお金に余裕のある人は三連系の紐でおさえてもいいんじゃないですかってところです。私はめっちゃここまでで勝ってないと買わないです。

 

3 ヤングマンパワー 石橋

元々マイルでは強い馬ですし先行自在方でレースが上手なタイプ。不振の時期もありましたが前走を見る限り復調気配。間隔おいてベストのマイルへ距離短縮。条件はそろったと思います。以外に指数系の後押しもある馬でもちろんいい枠。条件はそろいすぎているくらいそろっているのが感想。怖い面は力が足りるのかとそろいすぎてる条件に落とし穴を感じるところですが、少なくとも軽視する材料はないです。評価します。

 

4 サングレーザー 福永

まず勢いがあり重賞勝ちもあり3歳でも格負けはしないはずです。力はあります。そして最強の4番枠。これは強い後押しです。これでもいいかなという気もしましたが不安点は距離延長のマイル。もともともっと長い距離を使うもかかってかかって鐙も外れたりして1400mくらいで落ち着いた馬。そういう馬の距離延長って基本嫌なんです。ただ勢いもあるし斤量も軽く枠もいい。悩ましい馬です。

 

5 サトノアラジン 川田 

前走の敗因は道悪でいいでしょう。積んでるエンジンはG1級。今回はどうかというとまず道悪のダメージがないかですよね。中2週ですし、そして後ろからですし東京コースでもないのでごちゃついて不利食らう側になるリスクはありますよね。買切るには怖さもある馬ですし、ただ能力はあるので抑えときたいって馬ですね。

 

6 ダノンメジャー 北村友

よく重賞戦線で触れてますが、相手の弱いところ弱いところを使って成績を狙ってきた馬。それがこういう舞台を狙うことになりました。理由は北村騎手騎乗で快勝劇の2走前でしょう。あれだけ使い詰めできて馬が北村騎手のタイミングでたまたま覚醒は考えにくく、小牧・内田騎手より北村騎手で鞍上強化になったということでいいと思います。前走も好走でしたが力を引き出せる鞍上で一度大きい舞台でどこまでやれるかってところでしょう。それでも単純に能力面でそれでも厳しいかなと思います。枠もよく力は出し切れますが、掲示板乗れればってところでしょう。有力馬の不利も含めてツキがいくつかあれば3着もないとはいいきれないです。

 

7 レッドファルクス Cデムーロ

ここ1年のパフォーマンスを見る限り1200〜1600では現時点でもトップ3に入るでしょう。ここも有力ですが、まず調教師も触れている通り京都という舞台は合わない舞台だとは思います。あとはなんだかんだでミルコデムーロ騎手はこの馬優先で動いてきましたが今回は弟にバトンタッチ。ちょっと足の使いどころ難しいところもあるのでテン乗りはいいとはいえないでしょう。あとは単純にごちゃついて不利食らう側にもいかにもなりそうな馬で買わなきゃいけないけど高評価は今回しにくいなってところですね。

 

8 マルターズアポジー 武士沢 

徹底先行の逃げ馬。これだけで買いです。後ろがごちゃつけば相当の確率でチャンスあり。本来マイルがベストだと思いますし、力は気持ち一線級よりは足りないですがその分は展開の助けで補えるでしょう。本命も考えたい1頭です。武士沢騎手は逃げの少ない騎手ですし京都コースの経験が少ないです(ディープインパクトの菊花賞の時は菊花賞にのらずに最終のダート戦に乗ってたのは内緒の話です。)不安材料もあり、まあどうしましょうかってところで今のところはお茶を濁しておきます。

 

9 レーヌミノル 和田 

桜花賞以降は合わない舞台を使ってますよね。それははっきりしているところ。マイルに戻して力は出せると思います。もう少し短いほうがいい可能性もあります。まあ単純に3歳牝馬でどこまで通用するかってところですよね。ソウルスターリングを物差しにするとちょっとマイルで力を出せても厳しいんじゃないかとは思いますね。あとは結構先行組もそろってますし、ペースうんぬんより牡馬にもまれて力を出せるのかって点は不安材料としてあると思います。好調和田騎手はマイナスにはならないでしょうが乗り替わりはプラスともいいにくいところ。評価しにくいなってのが素直な感想です。

 

10クルーガー シュタルケ

怪我で休みすぎてて強いのはわかるけどどれくらい強いのかよくわからない馬。わからないので評価しにくいってところですね。前走は外枠で3着ですが、基本レースもうまいタイプなだけに内枠のほうがいいでしょうね。ケガ明け好走の2戦目は基本ポカも付きまといます。力があればくるでしょうがなければ来ない。個人的にはちょっと足りないと思うし枠の助けもない今回は好走までいっても馬券内は厳しいかなってのが感想ですね。

 

11 エアスピネル ムーア

週中に物議をかもした乗り替わりのエアスピネル。前走の快勝は道悪がうまいということもあったし武騎手のエスコートもあってでしょう。乗り替わりに関しては数少ないG1のチャンスですからね。馬にとっても。調教師の言ってる表向きの言葉、土曜日乗れないのに・・・ってのはぶっちゃけそうだと思いますわ。実際、こういう感じで乗ってくる武騎手ブレイクランアウトの時とか万全じゃないですよね。乗り替わりは個人的には致し方なしです。そしてムーア騎手はこれ以上ない代打です。エリザベス女王杯はパッとしないムーア騎手もマイルチャンピオンシップは仕事をします。ただ力は上位だと思いますが何かワンパンチ足りない気もするんですよね。トライアルを勝った馬が本番もってほど力のある馬とも思えませんし個人的には△くらいにしときたいかなというのが私の評価です。

 

12 イスラボニータ ルメール

やっぱりこの馬強いなと思った前走。枠とか馬場とか考慮するとこの馬のほうが勝ち馬エアスピネルより強い競馬だったでしょう。去年も好走した馬でこのレースは安田記念と違いリピート色の強いレース。去年の好走馬は心強いです。近走のパフォーマンスで衰えは全く見えません。調教もよし。枠はいいとはいえませんが他の有力馬もいい枠でないのはツキもあります。勝つとは言いませんが軸としては有力じゃないでしょうか。

 

13 グランシルク 田辺

この馬もダノンメジャーと似ていて戸崎、福永で力を出し切れなかったところを田辺騎手で覚醒。マイル路線では上位の力を見せました。ただ個人的には中山があっているコースで京都はあまり合う印象がないですね。後ろから動く競馬もこの舞台では力が一つ抜けてないと厳しいそう。前走、道悪とはいえ一度惨敗したのも不安材料。構想をずっと続けた馬が一度崩れた時、次もちょっとということはよくあります。紐までかなというのが感触です。

 

14 ガリバルディ 岩田

ずーっと外枠を引いて枠に泣いた馬がここ数走内枠引いてその中で2走前に穴をあけました。枠の助けもあればまだまだ戦えるぞというところは見せてくれましたが、今回は恵まれませんでした。力量的に何かの助けはほしいところでちょっと厳しいかなというところ。実績のある厩舎とデムーロ騎手に隠れてますがG1で再三いい仕事をしている岩田騎手は魅力です。

 

15 ムーンクレスト 藤岡兄

ここではちょっと力足りんかなってところですね。ちょっと前には勝ってますがアドマイヤムーン産駒は基本距離短縮で買い、延長は軽視です。外目の枠もいいとはいえないです。OPでいっぱいいっぱいの現状では厳しいです。

 

16 ウインガニオン 津村 

春先の好調で一気に重賞制覇となりました。前に行く脚質もあり面白いところです。展開も込みで通用しそうかなとは思いますが、まず連勝、連対できていたところから一息入れたこと。一応勢いが止まったことになりこの休み明けはいい材料にはならないと思います。あとは単純に外枠で他に先行馬もいるメンバー構成。単純に前目外を回らされるんじゃないかと。外から押し切るほど強くもないと思いますし、ある程度内、前の恩恵を受けてこそのタイプでここでは厳しいかなと思います。

 

17 ジョーストリクトリ 武豊

よく知ってる馬ですが、力が足りないと思います。重賞勝ちも枠の恩恵を思いっきり受けた勝利で今回の外枠は致命的。これは無理です。

 

18 ペルシアンナイト Mデムーロ

3歳でも上位。ただしトップクラスではないというところだと思います。力は足りるかもしれませんが足りない可能性も十分あります。大外枠はどう考えてもダメです。魅力は池江厩舎と絶好調デムーロ騎手でしょうか。この馬がどこまで走れるかどうかは単純にここで勝つ力があるかどうかだと思います。勝ち切る力があるならば大外枠の分も考慮して馬券内くらい。なければどこにもないというところ。3歳のパフォーマンスをみて各々がどこまで評価しているかということでしょう。私は皐月賞の2着もうまく内を救った競馬でしたし、G1で勝ち切るほどの力量はないと思います。軽視ですね。

 

ということで印はこうなりました。

 

◎12イスラボニータ

○03ヤングマンパワー

▲08マルターズアポジー

△11エアスピネル

 05サトノアラジン

 07レッドファルクス

 14ガリバルディ

 04サングレーザー

 

としておきます。本命は安定感と力量も上位ということで無難といえば無難なイスラボニータ。対抗は抜擢のヤングマンパワーが枠を生かして一発に期待します。今週、若者の記事も書きましたしね。ヤングマンに期待としておきます。この馬は一発あるんじゃないかと思いますし人気もすごくなさそうなので縦目も抑えます。

あとは悩みましたがとりあえず前残りでマルターズは評価しました。後は力量上位の3頭。そして岩田騎手のガリバルディ。4番枠のサングレーザーとしておきます。

 

グランシルク、ペルシアンナイト、ウインガニオンあたりはその次くらいに評価してますが枠の分厳しいということで軽視。5枠の2頭レーヌミノル、クルーガーはないとは言いませんが未知すぎて買い切れませんでしたがないともいえません。

 

この辺も本命対抗からの三連系は流すと思います。

 

ということで終了。おやすみなさーい

 

 

11月18日狙い馬、穴馬+重賞予想

  • 2017.11.17 Friday
  • 22:28

こんばんは。

先日書いた若手は云々の記事にアクセスかなり多くいただきありがとうございました。

 

それは置いといて一つ雑談。日曜の未勝利にマディソンスクエアという馬主カナヤマ・ホールディンクスの馬で出走があります。ここは前みたいに馬主さんの話じゃなく馬名の話。マジソンバッグ(マディソンバッグ)ってご存知ですか。若い人は知らないかもしれませんが昔はやった学生用のスポーツバッグみたいなやつです。マディソンスクエアガーデンってバッグに入っているんです。私が生まれたころには鎮静化していたんですが、本当に子どものころ、まだ若者でもっている人もいて、「あのバッグいいなあ」と幼なながらに思っていました。その時はそれだけで。

それから何十年、もう売ってるところもないような状態の今から10年前、正月の園田競馬で大勝ちをして普段全く興味のない福袋を買ってみようと買ったらその福袋の中にマジソンバックが入っていて・・・。子供のころを思い出しかなりテンション上がりました。

私を知ってる人はわかると思いますが服でも装飾物でも持ち物でも全くこだわりなく興味もないですし使えればいいやって感じなんですが、今でも普通に持ち歩いてバッグで使ってますし(見知らぬ人生の先輩に時々「懐かしいねえ」とか話しかけられます(笑))。いろんなデザイン、色のものを今でもひそかに集めていて少々高くても入手しています。

だからこの馬名他人ごととは思えない。頑張ってほしいです。

 

という話だけで予想に

京都

2R 5 カフジフェニックス 岩田 B

前走は時計の速い決着を前で追走。結果惨敗もよく頑張ったと思います。2戦目の上積みと岩田騎手で前に行けばちょっとやそっとじゃ止まらないはずです。

 

4R 9 ミーティアトレイル Cデムーロ C

鞍上強化で期待。前走はかかったのが敗因。スムーズなら自力上位のはずです。

 

9R 3ライジングドラゴン & 2サクラアリュール 

2サクラアリュールは厩舎コメントから読み解く狙い方、考え方(新馬戦)この記事の通り2戦目の上積み期待。3ライジングドラゴンは11月11日狙い馬、穴馬。レッドアルディで書いた通り、この馬が勝ったレースのレベルは高くて時計もいい・・・。ってまあ新聞にも書いてるしみんな知ってますわね。まあその通りです。

 

東京

1R 15 レーヌダンス 福永 C

テソーロのほうも人気してますが、こっちも時計の速い決着で好走した組。その辺期待です。

 

2R 16 グラデュエイト 柴山 C

初ダートで好走。2戦目で上積みもあり砂をかぶらず外枠で伸び伸び走れば面白い。

 

5R 16 メリークン 吉田豊 C

前走は惨敗も未勝利使い詰めの後、一息入れて立て直して出来は上向いていると思う。もまれるのはダメな馬で外枠はいいはずです。

 

7R 10 クレバーバード 福永 B

マイルで2戦。先行してしっかりしぶとい競馬。距離短縮はいいほうに出るはずでルメール騎乗の関西馬よりこっちの関西馬のほうが期待値は上のはずです。

 

8R 7 ビットアレグロ 上野 C

OPでもそこそこ戦えるようになってきた。前走は騎手も認めているように外を回した分の負け。この騎手は久々の騎乗から2回目。今回はその点で上積みはあるし、本質的には左回りのほうが合う馬でもあります。枠も外枠不利コースでいいところ引いた。チャンスは大いにあるはずです。

 

10R 8 ワントゥワン 田辺 C

関西馬で決めてのあるタイプ。東京も合いそうだし田辺騎手もあいそう。

 

福島

1R 8 サノノタテヤマ 藤田菜 C

2戦2逃げの快速馬。減量騎手でぶっ放せば押し切れるんじゃないか期待。

 

2R 8イェドプリオル 中谷 C

休みを入れて立て直し。もともと500万下でも通用する馬。その辺に期待。

 

9R 4 フェアラフィネ 丸田 C

大混戦。それなら好枠でレースがうまいタイプのこの馬が浮上する。はず・・。

 

東京スポーツ杯

◎03ワグネリアン

○07ルーカス

▲なし

△05シャルルマーニュ

 01コスモイグナート

 

もうシンプルに2強対決は1戦多いワグネリアンを評価。対抗は実力ありそうなルーカス。難しく考えずシンプルに。

後は3連系の紐OPで実績のある2頭に。ということです。

残りの馬ではまずケアロスが距離延長がうーんて感じで軽視。カフジは道悪での快勝。ちょっと今回走れるかわからないというところで軽視。ゴールドはマイナスはないですが強調材料もないので。この3頭で買うならゴールドですね

 

 

 

 

 

 

 

 

調教師関連の小ネタを少し

  • 2017.11.15 Wednesday
  • 23:48

先日書いた記事に結構アクセスいただいたようでありがとうございました。

第2回、3回とあの記事は続きますが、今日はそれじゃなくて簡単な話。

 

・池江厩舎のジャンダルムが重賞制覇。安田記念のサトノノブレス以来になります。池江厩舎が重賞勝ちが半年以上あくのはさかのぼれば2009年有馬記念ドリームジャーニー〜2010年アルゼンチン共和国杯トーセンジョーダンまで空きます。

今回5か月は空いたわけですが、5か月以上空いたのは2013年大阪杯オルフェーヴル〜2013年フォア賞オルフェーブルまでとなります。父の重賞勝利数はもう超えてますしすごい調教師ですね。

 

・おなじみ鮫島厩舎はJRA重賞勝利24勝目にして初G1制覇。これは記録に残る限りJRA最多のスロー記録となります。2位でも音無厩舎の14戦程度だったはずです。

 ちなみに鮫島厩舎より重賞を勝っていてG1まで届かなかったのは鈴木康弘調教師の26勝になります。

 

これだけ!では。

なぜ競馬は若手が台頭しないのか(1)(11/14 18:30追記)

  • 2017.11.13 Monday
  • 23:47

いっぱい書きすぎて最後のまとめ書いてなかったです。追記しております。

 

こんばんは。今回からタイトルについて短期連載という形で数回に分けて書いていこうかと思います。

 

ちょっと前に減量騎手についてこんな記事を書きました。

・減量騎手起用の変遷

 

簡単に言えば減量騎手が昔に比べてやや不遇であるという話、それについて理由としてこういうことが考えられると最後にこういう話を書いて締めました。

 

簡単に言えば昔は若い騎手を使おうという気概はあってそれがひところなくなってたが最近持ち直しつつ?あるのかなということだと思います。

競馬もこの16年でいろいろ変わっていて、外人地方騎手はもちろんですが、当時に比べてベテラン(40代後半〜50代)が多く淘汰されにくくなってるとかクラブ馬主の台頭やいろいろ背景もあります。

その辺はまた別の機会に触れようかと思います。ではでは。

 

これについて触れていこうかと思います。

昨今どのスポーツでも10代の若者と台頭が目立つようになってきています。卓球の張本選手等10代前半の選手もでてきています。スポーツの枠を外せば将棋の藤井四段とかもそうですね。

ただ競馬についてはこういう若者の台頭の気配すらありません。唯一は数年前の三浦騎手ですかね。

各競技盛り上がる起爆剤に若者のスーパースターの台頭がはっきりいって一番手っ取り早いです。競馬にはこれがないのが今一つブームがこない理由かなと思い、これから数回にわけて競馬はなぜ若者の台頭がないのかってことについて私の考えをデータも踏まえつつ書いていこうかと思います。

 

一般的よく言われるのが

・騎乗経験の少なさ(地方で修業を積めば)

・今の若者は〜的なこと

 

といったところが言われているような気がします。騎乗数については上の記事でも書いてますが幅が減っているわけではありません。今の若者〜的なことは個人的には今の若い騎手って一部を除いてしっかりしすぎてるくらいしっかりしていると思うんですよね。若いんだからもっとちゃらちゃらしてもと思うくらいです。では何が原因かってところに突っ込んでいこうかと思います。あくまで私的意見ですが。

 

まず騎手として成功というのはなんでしょうか。おそらくダービーのような大きいレースを勝ったり、素晴らしい馬とコンビを組めるようになったり、あとすごい賞金を稼いだりということでしょう。ただいきなりそこにたどり着くにはなかなか難しいので実績という形でまず勝ち星がわかりやすいアピールポイントになってきます。成功にはまず勝ち星ということになってきます。野球のように自分の技術一本でただ打てば数字が上がるわけでもなく、徐々に実績を積んで周りの信頼を集めないとどうしようもないところもあり、その勝ち星という実績を重ねるのにも時間がかかりますし、当然周りの助けが必要になります。

 

要するに周りから育てようという要素がないと本人だけではどうしようもないところがあるのも事実です。

 

私が競馬に興味を持ったのはナリタブライアンのころなので今からだいたい四半世紀前になります。そのころにダビスタをして競馬に興味をもったわけですが、その時のダビスタの騎手で上の方の騎手の人は今もベテランとして名前を連ねています。武豊、蛯名、横山典、田中勝春、柴田善、そして彼らより一つ下の年代の藤田でした。覚えている限り。要するにそのころにはもう一定の地位を気づいていたことになります。

当時の騎手リーディングを見る限り、あのころには若手を抜擢しようという気概はあったような気がします。実際どうだったのでしょうか。今から2つのデータを出します。

 

・年度別10代、20代の53勝以上挙げた騎手一覧

・年度別10代、20代の80勝以上挙げた騎手一覧

 

これを平成に入ってから平成28年まで28年分出してみようかと思います。

 

先に突っ込みどころについて先回りして説明をしておきますと「なぜ平成?」というのは正直私の競馬を見始めたナリタブライアンのころ、平成5,6年くらいにしようかと思いましたが、そこまでさかのぼるなら平成頭からでいいかという大雑把な理由。

 

なぜ53勝?80勝?については80勝については一応私の中で一流ジョッキーはこのラインかなというのが漠然とあってここで線を引かせてもらいました。53勝については1年52週とみて1週につき1勝以上勝ってるということで53勝にしました。

あと興味のある方は調べてみていただければと思いますが、過去何十年のリーディングを見てると、本当に絶妙に「52勝」というラインがいいボーダーになってます。

 

ということでデータ出して語っていきます。

早速53勝から

53勝以上挙げた10、20代騎手の年別分布図

 

  53勝以上総人数 栗東 美浦
2017年   1 (松山(27)) 0  
2016年 17 2 浜中(28)藤岡康(28) 0  
2015年 21 4 浜中(27)松山(25)藤岡康(27)松若(20) 1 三浦(26)
2014年 17 4 浜中(26)川田(29)菱田(22)松山(24) 1 三浦(25)
2013年 16 3 川田(28)浜中(25)松山(23) 2 田辺(29)三浦(24)
2012年 20 5 浜中(24)川田(27)松山(22)川須(21)北村友(26) 3 三浦(23)吉田隼(29)松岡(28)
2011年 23 4 川田(26)川須(20)浜中(23)北村友(25) 5 田辺(27)吉田隼(28)丸山(21)三浦(22)松岡(27)
2010年 25 4 川田(25)浜中(22)藤岡兄(24)北村友(24) 2 松岡(26)丸山(20)
2009年 19 2 藤岡兄(23)川田(24) 3 松岡(25)北村宏(29)三浦(20)
2008年 22 4 藤岡兄(22)川田(23)浜中(20)北村友(22) 4 三浦(19)松岡(24)吉田隼(25)北村宏(28)
2007年 21 3 池添(28)川田(22)藤岡兄(21) 3 吉田隼(24)松岡(23)北村宏(27)
2006年 22 5 秋山(27)和田(29)鮫島兄(21)川田(23)  武幸(28) 2 北村宏(26)吉田隼(23)
2005年 16 3 福永(29)藤岡兄(19)池添(26) 2 柴山(27)北村宏(25)
2004年 18 3 福永(28)池添(25)武幸(26) 2 北村宏(24)吉田豊(29)
2003年 18 4 福永(27)幸(27)秋山(24)池添(24) 2 後藤(29)北村宏(23)
2002年 18 2 福永(26)池添(23) 3 後藤(28)吉田豊(27)勝浦(24)
2001年 18 5 四位(29)藤田(29)福永(25)秋山(23)池添(23) 3 後藤(27)江田照(29)北村宏(21)
2000年 17 5 四位(28)福永(24)藤田(28)幸(24)武幸(22) 4 後藤(26)田中勝(29)江田照(28)吉田豊(25)
1999年 17 4 藤田(27)四位(27)武幸(21)高橋亮(21) 3 後藤(25)吉田豊(26)江田照(27)
1998年 15 4 武豊(29)四位(26)藤田(26)高橋亮(20) 4 蛯名(29)田中勝(27)後藤(24)吉田豊(25)
1997年 17 6 武豊(28)藤田(25)四位(25)福永(21)佐藤哲(27)熊沢(29) 4 横山典(29)吉田豊(24)田中勝(26)蛯名(28)
1996年 15 6 武豊(27)藤田(24)四位(24)佐藤哲(26)熊沢(28)福永(20) 4 横山典(28)蛯名(27)田中勝(25)橋本広(24)
1995年 13 5 武豊(26)松永幹(28)佐藤哲(25)四位(23)藤田(23) 4 横山典(27)柴田善(29)蛯名(26)田中勝(24)
1994年 15 5 武豊(25)松永幹(27)藤田(22)四位(22)角田(24) 4 柴田善(28)横山典(26)蛯名(25)中館(29)
1993年 14 5 武豊(24)松永幹(26)藤田(21)岸(24)上村(20) 3 柴田善(27)田中勝(22)横山典(25)
1992年 12 3 武豊(23)松永幹(25)岸(23) 3 田中勝(21)横山典(24)蛯名(23)
1991年 13 4 武豊(22)松永幹(24)岸(22)角田(21) 2 田中勝(20)横山典(23)
1990年 11 2 武豊(21)松永幹(23) 2 横山典(22)柴田善(24)
1989年 10 2 武豊(20)松永幹(22) 1 柴田善(23)

 

という感じです。

※2017年で松山騎手を入れているのは現在52勝。よほどのことがない限りクリアするからです。

 

(53勝以上の総人数からみる競馬の移り変わり推移)

まず53勝以上の総人数について、昔は厩舎所属が多く残っていたことが理由だと思いますが今より勝ち星は分散しています。要するに昔のほうが53勝している騎手が少ないです。年代別にざっくり分けていくと

 

1989〜1995年 が10〜15人

1996〜2005年 が15〜20人

2006年〜 が大体20人以上になります。

 

(美浦・栗東の人数)

まず栗東>>美浦の年のほうが 美浦>>栗東の年より多いのはわかるかなと思います。

 

(年代ごとに説明)

・1989〜1990年(武豊台頭)

武豊騎手の華々しいデビュー。それと松永幹夫騎手の活躍が栗東であり、彼らの活躍を追うようにその先輩柴田善騎手、同期横山典騎手が数字を伸ばしているのはわかると思います。これが若手台頭の兆しです。

 

・1991〜1998年(武豊世代、武豊弟分世代時代の襲来)

彼らの活躍に引っ張られるように同年代、そしてその後輩世代が数字を伸ばしていくことになってます。この過渡期に53勝以上の騎手の絶対数が増えてますが彼らの躍進した人数がそのまま53勝以上の騎手の総数増につながってます。

12人中6人→14人中8人→15人中9人→13人中9人→15人中10人→17人中10人→15人中8人と1992年からこういう推移で成績を残していくことになってます。

間違いなくこのころの前半の競馬関係者には若手を育てようという意識はあったと思います。それに引っ張られた人もいるでしょう。そしてこのころ若手として抜擢してもらった面子が今現在も40代後半のベテラン騎手として多く現役で残ってます。

 

そして1998年。この年に武豊騎手は29歳。20代卒業となります。

 

・1999〜2001年(武豊若手卒業以後の若手たち)

武豊世代の後輩世代、四位・藤田と大型新人福永が西ではそのまま台頭。東では全く違う路線、海外帰りで大躍進の後藤騎手がその穴を埋めていくようになります。ただ後藤、福永以外はもうすぐ30代でこの若手抜擢の流れに陰りが見えてきます。

 

・2002〜2006年(福永、後藤の孤軍奮闘、そして若手不毛の時代)

このころにははっきり落ち込んできます。このころには18人そして多い時は22人もの53勝以上のジョッキが出てきますが、年間で10,20代の若手が絡むのは5名程度。西では福永、池添。東では後藤が卒業でそのあとを北村宏が継いでいきますが安定していたのは彼らだけ。年代的にも特に東はやばいなという傾向は出てきています。

 

・2007〜2012年(再度若手抜擢の流れが東西に)

この6年は明らかに東西ともにもう一度若手を育てようという意識が高まってきたころだと思います。毎年20名以上の53勝ジョッキーが出てくる中、西では20代前半から川田、藤岡兄、浜中、北村友、そして松山が2012年にはこの数字をクリアしていきます。

今のベテランが抜けた後は彼らに支えていってもらおうということだったんだと思います。外人騎手の通年免許取得がなければ。

東は東で後でも触れますが、後藤騎手が30代に入ったあとは本当に不作が続いてさすがにやばいというタイミングで松岡騎手の台頭と三浦騎手が鳴り物入りでデビュー。これにひっぱられるように吉田隼、丸山騎手の短期的な台頭もついてきました。そしてこのころには北村騎手はリーディング上位の安定株となって東西ともに若手育成には一定の成果が上がったことになります。

 

2013〜現在(外人騎手通年免許に戸崎騎手移籍で若手抜擢が減少傾向へ)

西に関してはこの年代を川田、藤岡兄は卒業しましたが、松山騎手が安定。彼が今年G1とったのはこうしてみると必然だったような気がします。そして藤岡康騎手も数字を伸ばしてきました。彼らに続けと菱田騎手、松若騎手の積極起用で彼らは数字を伸ばしましたが、続けて好成績を残すことができず、川田騎手から続いた栗東の若手育成の流れは少し途切れ気味になり、それに伴い総数も減ってきました。後触れなきゃいけないのは浜中騎手の再三の騎乗停止とケガによる成績低下。これも若手の53勝ジョッキーが減った要因であろうかと思います。

東は東でもっと深刻。若手育成の流れは完全に止まります。育っていた三浦騎手と実質西が抜擢した田辺騎手がかろうじて踏ん張りますが、前者は大けが。後者は30代になることで2016年には20代の若手がいなくなります。

 

余談ですがそれに伴って30代前半の石橋、津村騎手の積極起用による成績アップが2017年に起こっていると思います。

 

<総評>

ということで全体の流れになります。

武豊デビューに乗って大きな波。彼らの中堅からベテランへのタイミングで若手の抜擢が2007年くらいにあったのはわかると思います。

スーパースター(武豊、三浦騎手)が現れるタイミングでは周りも引っ張られて他の若手の躍進にもつながってきているのは何となくわかると思います。一人こういう人が現れると若手を使いやすくなるという流れはあると思います。

 

そして平成初期で武豊騎手と一緒に躍進した人たちがそのまま今現在もベテランで残っていることになります。四半世紀彼らがトップにいることになります。これもまた若手躍進の妨げにはなっているとは思いますがそれはまた後日の記事で。

 

そして80勝以上についても同じように出そうかと思います。

 

80勝以上挙げた10、20代騎手の年別分布図

  80勝以上全体総数 栗東 美浦
 
2017年   0   0  
2016年 7 0   0  
2015年 10 1 浜中(27) 0  
2014年 8 2 浜中(26)川田(29) 0  
2013年 11 2 川田(28)浜中(25) 1 田辺(29)
2012年 9 2 浜中(24)川田(27) 0  
2011年 10 3 川田(26)川須(20)浜中(23) 2 田辺(27)吉田隼(28)
2010年 11 1 川田(25) 2 松岡(26)丸山(20)
2009年 11 0   2 松岡(25)北村宏(29)
2008年 12 0   2 三浦(19)松岡(24)
2007年 10 0   0  
2006年 9 0   0  
2005年 11 1 福永(29) 1 柴山(27)
2004年 10 1 福永(28) 0  
2003年 8 1 福永(27) 1 後藤(29)
2002年 11 1 福永(26) 1 後藤(28)
2001年 12 3 四位(29)藤田(29)福永(25) 1 後藤(27)
2000年 9 2 四位(28)福永(24) 2 後藤(26)田中勝(29)
1999年 7 2 藤田(27)四位(27) 0  
1998年 8 2 武豊(29)四位(26) 1 蛯名(29)
1997年 8 2 武豊(28)藤田(25) 2 横山典(29)吉田豊(24)
1996年 5 1 武豊(27) 2 横山典(28)蛯名(27)
1995年 8 2 武豊(26)松永幹(28) 3 横山典(27)柴田善(29)蛯名(26)
1994年 4 1 武豊(25) 0  
1993年 4 1 武豊(24) 0  
1992年 4 1 武豊(23) 0  
1991年 4 1 武豊(22) 0  
1990年 7 1 武豊(21) 0  
1989年 5 2 武豊(20)松永幹(22) 0  

 

とこの通りです。ここも年代ごとの全体の傾向を触れますと

 

(80勝以上の総人数からみる競馬の移り変わり推移)

1989〜1994年 が4〜7人

1995〜2000年 が7〜9人

2006年〜 が大体10人以上になります。

 

昔は80勝以上する騎手自体がそもそもいなかったが、武豊騎手(そして松永騎手)の躍進とともに若手が大挙成長。このタイミングで競馬界でも緩やかに動きがあり、西高東低化で武豊騎手のいる西が競馬の中心に立つこと。そして緩やかに進んでいた騎手のフリー化も1995年ころからさらに進んでいくことになります。このあとくらいに外国短期免許騎手の活躍や地方騎手の活躍の兆しもその流れを急速に進めた要因かなと思います。よって1995年くらいより前の特定の数人に勝ち星が集まって、後は所属厩舎とその仲良しさんからの依頼。って流れからうまい人に騎乗馬が集まる群雄割拠になったんだと思います。1995年くらいから53勝も80勝以上挙げた騎手が単純に増えているのはこういう流れもあったんじゃないかと想像できます。

 

それに伴い1995年以降の流れを触れると

(年別傾向の推移)

・1995〜2001年

東西ともに1995年から80勝のラインをクリアする騎手が一気に増えます。この増えた分はそのまんま20代ジョッキーが増えた分になります。西は武豊騎手から四位、藤田の同期ダービージョッキーが継いでいくことになり、若手が多く勝ち星を挙げる流れが関西では完全に出来上がります。これに乗っかるのが福永騎手になります。ただこの2001年で四位藤田騎手は卒業になります。

 

東は1997年までは横山典、柴田善、蛯名といった現在も健在の面々が引っ張っていきますが彼らが卒業のタイミングで陰りが見えます。現に1999年には0人となります。この流れで台頭したのは後藤騎手。アメリカ帰りでこの世代の谷間を埋めることになりました。後藤騎手の頑張りもこの躍進にはありますがちょうど「若手」がいなくなったタイミングでアグレッシブな騎乗の後藤騎手がうまく嵌ったという要素もあったでしょう。

 

・2002〜2007年

この辺は若手不毛の時代です。西は福永、東は後藤で固まります。ただ後藤騎手も2004年で卒業。そのない民具で地方から移籍の柴山騎手の台頭もありましたがすぐに鎮静化。完全に若手のいない時代です。

 

・2008〜2011年

ここは美浦のほうで若手起用の流れができます。きっかけは上でも触れた三浦騎手の登場とたたき上げ松岡騎手の躍進です。これに引っ張られて丸山、吉田隼も80勝をクリアとこれにより平成に入って唯一といっていい栗東より美浦が若手を抜擢する流れになりますが、三浦騎手はデビュー年を超えるパフォーマンスをあげることはなかなかなく、松岡騎手も度重なるケガでひところよりも成績を落としていきます。そんななか遅咲きで田辺騎手が成績を伸ばしていきます。

 

西は上で触れた2005,6年くらいから抜擢を始めた若手がようやくこのころに華開き2010年に川田騎手、2011年に浜中騎手、川須騎手が80勝のラインをクリアしていきます。

 

・2012〜現在

西は浜中、川田時代になりました。ただ彼らに続けと抜擢した川須、松若、菱田が続くことができずに流れは途切れてしまいました。川田騎手は20代卒業。浜中騎手は度重なるケガや騎乗停止渦で不振となり2016年には7年ぶりに20代の80勝騎手はゼロ。今年も最多勝利が松山騎手の52勝と絶望となっています。

 

東はもっと深刻。2011年から台頭した田辺騎手が気を吐くも2013年で卒業。2014年〜20代ジョッキーの80勝以上はいない状況となっています。

 

こういう流れがあります。いくつかこの成績を見て気づいたことをあげます。

 

(4年、7年で台頭がある)

地方から来た柴山騎手を除くと、4年生え抜き20代の80勝ジョッキーが0人または7年生え抜き20代の80勝ジョッキーが1人しかいない状況だとそのあとに若手の台頭があるということです。

 

西でいうと2002〜2009年の福永→0人時代のあと。東でいうと2001年〜2007年の後藤→0人時代のあと。

 

です。やはりトレセンでもこういう状況が何年か続くとやばいんじゃないかという空気ができるんじゃないかと思います。

 

(武豊台頭以降の流れは顕著)

やはり武豊は偉大だと思います。武豊騎手の活躍が1995年以降の若手の躍進につながったのは間違いないでしょう。野球では松坂世代。サッカーでは79世代、競艇でも銀河系、将棋でも羽生世代という言葉がありますが、一人大物がいるとそれに引っ張られて同世代に逸材がそろうということはどの競技でもあります。武豊騎手が他の近い年代の若手を引っ張り上げたという要素もあるでしょうし、その若手たちが武豊騎手にしっかりついていって強い世代を形成したから、世代交代があっさり完成して、今現在も武豊騎手がトップジョッキーでいられるという要素はあると思います。一人で上の世代に立ち向かい、下の世代に抵抗する状況ならおそらく今も武騎手がトップでいられることはなかったでしょう。この世代にそれなりの有望株がそろっていたのは武豊騎手にとってもラッキーだったと思います。「武豊世代」と「武豊世代の弟分」が支えた平成競馬といってもいいんでしょうね。

 

ただちょっと話はそれますが大型世代の後はどこかにしわ寄せがきます。野球やサッカーは点を取ればいい。ホームラン打ったらいいで、これらの競技そんなに世代のダメージは目立ちませんが、星を食い合う競馬では話が違います。同じように星を食い合う将棋で例えますと羽生世代というのは羽生棋聖がタイトル98期で他の方々の同世代にもタイトル経験者はいます。将棋の場合はどこにしわ寄せがきてるかというと一つ下の世代とかではなく彼らが油を乗り切った時期に若手だった世代。要するに10年くらい下の世代がもろにダメージを受けてます。羽生氏の47歳から5つ下の今現在42歳までタイトル経験者は10名いて、タイトルに挑戦までした人もこのほか数人いますが、42歳より下、今現在32〜41歳(羽生氏より6〜15歳年下)の10年に関してはタイトル経験者は1名。挑戦者もいれてももう一人増えるだけです。これは強い世代にもろに影響を受けたことになります(ファミコンという他のゲームが台頭した時期でその影響もあったとは思いますが)

 

ここまで極端ではありませんが競馬でもしわ寄せを受けている世代は近い年代でいます。

武豊の年代が30台を迎えるかどうかといった脂がのり切った世代の時にデビューした年代。1999〜2002年デビュー組はもろに影響は受けてしまったと思われます。

このころは毎年のように10名前後デビューしてたはずなんですが、1999年は3人、2000年も3人、2001年は7人も2002年は3人と少数になっています。この年代でめぼしい騎手は田辺騎手と北村宏騎手のみ。ほとんどの騎手は障害騎手となっている世代です。

北村騎手は藤沢厩舎のバックアップ。田辺騎手も後年のブレイクと埋もれていても全然おかしくない状況でした。

 

特に2000年世代は2017年は今現在6勝。2001年世代は42勝挙げてますがそのうち35勝が障害レースです。特に2000年世代がみんながみんな才能が他の年より劣ってたのかといえばそんなことはないと思うんです。これはそういう上の世代の流れに飲み込まれてしまったという不運もあったのかなと思います。

 

(今は若手の流れが途切れている時期。4年7年の傾向からは近いうちに若手起用の流れはあるかも)

上で触れたように途切れた後は流れがきます。この流れだと東ではここ1,2年。西では3,4年後に若手の台頭があるかもしれません。これまでの流れだとその可能性は少なくはないんじゃないかと思います。躍進するときは一人でということは少ないので出てくるときは数人固まってという流れもあります。今の若手の皆さん希望を持って頑張ってください。

 

(武豊世代の後に)

栗東は少し下の世代藤田、四位ががんばってその少し下福永騎手も台頭して、そこから10年くらい年は空きますが川田、浜中と出てきています。80勝は届かぬとも幸、和田といった安定した成績を出す騎手はいますし、曲がりなりにも緩やかに世代交代はなんどか経験してきているように思います。

美浦に関しては横山典、柴田善、蛯名の後は蛯名と5歳空いた後藤。そこからも5歳空いた北村宏とぽつぽつで、ちょうど世代の谷間を埋めていた後藤騎手が死去。北村騎手もひところの勢いがなく蛯名騎手から田辺騎手までの14年が丸々あいている(強いて言えば北村騎手のみ)という状況です。若手を育てるという土壌が栗東に比べてかなり少ないと思います。掘り下げれば後藤騎手はアメリカ修行で切り開いたものですし、田辺騎手も関西の抜擢からで彼らを美浦の関係者がみんなで育てたかというと微妙です。若手を育てる土壌が少ない美浦が南関東からの戸崎、内田騎手を重用したり今だに40代後半のベテランが重用されるのはわかるような気がします

 

(後藤騎手はすごかったと思います。)

完全に流れが切れてる中で一人80勝を維持した福永騎手と後藤騎手はすごいと思います。ただ福永騎手は競馬村からの人です。(それでもすごいんですが。)

それとは違い後藤騎手は競馬と関係ないところから競馬界に入って、これだけ若いうちから孤軍奮闘しているわけで本当にすごかったと思います。本当にこのデータを見る限りもったいないなと思います。彼が美浦で健在なら今の競馬はどうなったんでしょうか。

 

<総まとめ>

・まず見ていただくとわかりますが、80勝以上台頭の場合は多くは同じタイミングで複数のジョッキーがいるのがわかると思います。単独で続けているのは武豊騎手の前期と福永騎手の後期、後藤騎手であとは複数誕生しているケースが多いです。

 

・複数出現しているところはその傾向が数年続いています。それが一つの島になってますね。簡単にわけて3つ島があります。

1、武豊世代+武豊の弟分世代(美浦栗東ともに)(武豊騎手の台頭から引っ張られた組)

2、川田、浜中世代(栗東)(世代全体でベースアップのその中で突き抜けたものが複数いた)

3、三浦、松岡グループ(美浦)(三浦騎手の台頭の流れで抜擢を受けた組)

 

この3つでしょうか。上で触れたような単独で台頭するケースもないことはないですが、世代交代・若手の台頭には複数の台頭が基本は不可欠なようです。上で触れた騎手たちでも福永騎手は武豊の弟分世代(四位・藤田・佐藤哲など)の流れで乗っかった部分もあり実質単独で台頭したのは後藤騎手と武豊騎手の出始めくらいであとは世代で押し上げていってます。

押し上げる形は武豊騎手のようなスーパースターに引っ張られる形でも川田騎手、藤岡騎手、浜中騎手のように世代で抜擢を受けた中で頭一つ抜け出す形でもどちらでもいいんですが複数の台頭は不可欠となっているように思います。

複数になるのは、当人同士の切磋琢磨ということもあるでしょうが、「あいつ乗れてるな、それなら同期のあいつも似たような技術だし起用してみようか」みたいな関係者の間でも芋ずる式に若手の抜擢をしてみようかという流れもあるんだと思います。そういう流れになるにも一人の台頭が一番、手っ取り早く1,3の武豊世代や三浦の台頭による抜擢はこういう要因があったと想像されます。

 

・そして武豊世代はともかく80勝以上のジョッキーの傾向、特に後藤騎手以降で目立つのは、JRA競馬サークル外の人間が多いことです。川田浜中世代も川田騎手は地方競馬関係者ですし、浜中騎手は競馬サークル外です。

三浦、松岡グループも三浦、松岡両方競馬サークル外からです。ちなみにいえば吉田隼人騎手は兄が競馬サークルにいますが、丸山騎手は地方競馬関係者になりJRA関係者ではありません。田辺、川須騎手も同様に競馬サークル外です。

 

まず突き抜けてくるのはJRAのサークル外の人が多いということです。そして、こういうサークル外の人を抜擢しようという流れががあるときに若手が伸びてくるという要因もあるんだろうと思います。逆にそこまでサークル内の人間だけしか若手がいない状況では突き抜けて伸びてこないということもあるのかなと思います。

 

・重ね重ね言いますが、そうしてみていくと競馬サークル外から一人で台頭して何年もトップクラスを張った後藤騎手がかなり異質です。本当にすごいなとも思いますが、一人でこれだけ背負って戦ってきた人だからああなってしまったのかなとも思ってしまいます。近い年齢にライバルがいれば背負うものも少なく悩みを抱え込んでしまうこともなかったのかもとはちらっと思いました。余計なおせっかいですが。

 

上の傾向からこういうことが今書けることかなと思います。今回はここ20数年の競馬の流れを書かせてもらいました。長くなりましたがいかがだったでしょうか。

次からもう少し具体的にいろいろ触れていこうと思います。ちなみに次からはもっと短い記事で更新となります。ご安心を(笑)。ちなみに第2回はたぶん来週です。

 

内容はここ10年で若手世代を経験した浜中騎手と田辺騎手について掘り下げた記事から若手の躍進には何が大事なのか書いてみようかと思います。なぜこの二人かというと浜中騎手は非常にスタンダートにリーディング、G1とビックタイトルにたどり着いた騎手で書きやすそうということ。田辺騎手は有望な若手だったと思いますが、紆余曲折あり非常にまれな形でのブレイクです。田辺騎手のブレイクは運の要素や人の大切さもありきっかけの大事さを伝えやすいと思い書いてみようかと思います。

 

では。また来週

石橋脩騎手と関西馬(追記あり)

  • 2017.11.12 Sunday
  • 23:52

ちょっとだけ追記。修正しました。

 

データ系の記事です。こういうブログをはじめてこういうデータをだすようになり思うのですが、競馬の仕事をしている方は毎週毎週ネタを用意できてすごいなと。私は気が向いたらばばっと思いついたりするんですがダメなときはダメでしばらくデータ出すのはお休みに自然となってます。お仕事で毎週書かれている方は本当にすごいなと思います。

 

それはおいといて今回はデータのお話。今年石橋脩騎手はすでに57勝。もうキャリアハイをクリアしています。大体デビュー年から20〜40勝くらいでまとめていて、ずっと来ていますが去年は42勝で今年57勝と数字が上がってきています。津村騎手も同様に上がってきているんですが、これらの要因にベテラン騎手の勝ち星が減ってきていることがあると思います。蛯名、横山典、田中勝、柴田善の勝ち星が減ってその分は戸崎騎手、内田騎手に回っているんですがそこからこぼれたのも石橋騎手、津村騎手に回っているのかなと思います。その石橋騎手で印象に残っているのは関西馬。ということで簡単に書いてみようかと思います。

 

まず2017年11月5日までの東西の騎乗馬の成績を出そうかと思います。

 

分類 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収値 複回収値 平均着順 平均人気
  美浦  37- 28- 36-304/405 9.1% 16.0% 24.9% 71 80 7.3着 6.6人気
  栗東  20-  6-  8- 89/123 16.3% 21.1% 27.6% 104 99 6.6着 6.6人気

 

という感じです。関東の騎手ですが関東馬で37勝、関西馬で20勝と多めです。実は去年も42勝中13勝が関西馬でした。この関西馬での20勝が飛躍の要因になってるのは間違いないでしょう。

 

そこから気づくことで

・勝率、連対率、複勝率すべて関西馬のほうがいいが勝率は2倍近く跳ね上がる。

・単複回収率ともに100%に近い数字。

・平均人気は単複ともに替わらないが着順は0.7着順関西馬のほうがいい。

 

ということかなと思います。そしてその関西馬について少し掘り下げてみましょう。

馬券に絡んだ関西の厩舎一覧。ドン!

順位 調教師 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収値 複回収値
1 (栗)松永幹夫  3- 0- 0- 4/ 7 42.90% 42.90% 42.90% 201 77
2 (栗)松元茂樹  2- 1- 0- 4/ 7 28.60% 42.90% 42.90% 151 80
3 (栗)池江泰寿  2- 0- 0- 2/ 4 50.00% 50.00% 50.00% 100 57
4 (栗)鮫島一歩  1- 0- 2- 5/ 8 12.50% 12.50% 37.50% 65 93
5 (栗)高橋義忠  1- 0- 2- 0/ 3 33.30% 33.30% 100.00% 143 173
6 (栗)中尾秀正  1- 0- 0- 6/ 7 14.30% 14.30% 14.30% 300 65
7 (栗)川村禎彦  1- 0- 0- 5/ 6 16.70% 16.70% 16.70% 176 31
8 (栗)西園正都  1- 0- 0- 4/ 5 20.00% 20.00% 20.00% 118 34
9 (栗)松田国英  1- 0- 0- 1/ 2 50.00% 50.00% 50.00% 150 70
10 (栗)大久保龍  1- 0- 0- 1/ 2 50.00% 50.00% 50.00% 275 85
11 (栗)中竹和也  1- 0- 0- 6/ 7 14.30% 14.30% 14.30% 42 22
12 (栗)安田隆行  1- 0- 0- 1/ 2 50.00% 50.00% 50.00% 380 120
13 (栗)牧浦充徳  1- 0- 0- 0/ 1 100.00% 100.00% 100.00% 870 290
14 (栗)吉田直弘  1- 0- 0- 0/ 1 100.00% 100.00% 100.00% 1080 220
15 (栗)藤原英昭  1- 0- 0- 0/ 1 100.00% 100.00% 100.00% 610 190
16 (栗)坂口正則  1- 0- 0- 0/ 1 100.00% 100.00% 100.00% 820 280
17 (栗)高橋亮  0- 1- 1- 2/ 4 0.00% 25.00% 50.00% 0 80
18 (栗)西村真幸  0- 1- 0- 5/ 6 0.00% 16.70% 16.70% 0 805
19 (栗)野中賢二  0- 1- 0- 2/ 3 0.00% 33.30% 33.30% 0 103
20 (栗)沖芳夫  0- 1- 0- 1/ 2 0.00% 50.00% 50.00% 0 95
21 (栗)北出成人  0- 1- 0- 1/ 2 0.00% 50.00% 50.00% 0 135
22 (栗)西浦勝一  0- 0- 2- 1/ 3 0.00% 0.00% 66.70% 0 236
23 (栗)本田優  0- 0- 1- 1/ 2 0.00% 0.00% 50.00% 0 250

 

ベテランから好成績厩舎から自前で何とかできる系の厩舎からバリエーション豊富で偏りがありません。若手が少し少ないかなということですね。

あとは3回以上騎乗している厩舎で馬券に絡んでないのは浜田、矢作のみ。4回以上騎乗すれば一度は勝ってるということになってます。

 

そして続いては勝ってる馬主さん。

 

順位 馬主(レース時) 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収値 複回収値 平均着順 平均人気
1 サンデーレーシング  5- 0- 0- 1/ 6 83.30% 83.30% 83.30% 310 125 2.2着 1.7人気
2 栄進堂  3- 0- 0- 6/ 9 33.30% 33.30% 33.30% 418 93 5.2着 6.2人気
3 前田幸治  2- 1- 1- 5/ 9 22.20% 33.30% 44.40% 117 77 5.8着 4.8人気
4 野嶋祥二  1- 0- 1- 0/ 2 50.00% 50.00% 100.00% 215 175 2.0着 1.0人気
5 安原浩司  1- 0- 0- 1/ 2 50.00% 50.00% 50.00% 260 90 2.5着 2.0人気
6 キャロットファーム  1- 0- 0- 1/ 2 50.00% 50.00% 50.00% 270 95 2.5着 6.5人気
7 H.H.シェイク・モハメド  1- 0- 0- 5/ 6 16.70% 16.70% 16.70% 126 40 8.2着 3.8人気
8 金子真人ホールディングス  1- 0- 0- 2/ 3 33.30% 33.30% 33.30% 360 73 8.3着 9.7人気
9 里見治  1- 0- 0- 0/ 1 100.00% 100.00% 100.00% 300 140 1.0着 1.0人気
10 北所直人  1- 0- 0- 0/ 1 100.00% 100.00% 100.00% 820 280 1.0着 3.0人気
11 中村孝  1- 0- 0- 0/ 1 100.00% 100.00% 100.00% 300 160 1.0着 1.0人気
12 巽祐子  1- 0- 0- 0/ 1 100.00% 100.00% 100.00% 550 170 1.0着 3.0人気
13 吉木伸彦  1- 0- 0- 0/ 1 100.00% 100.00% 100.00% 870 290 1.0着 3.0人気

 

これを調べようと思ったときにノースヒルズ系(with松永幹夫、池江)とフォイヤーヴォルク絡みが成績いいのかなと思ってましたが、ノーズヒルズ系というか前田オーナーは成績いいですがイメージほどではありませんね。エイシンはなんとなくわかりますが、サンデーレーシングがこんなに成績いいんですね。少しびっくりしましたね。平均人気見る限り人気馬ばかりのようですが期待には応えるということですね。

 

という感じかなと思います。私で出せるのはこんなもんです。

現在石橋騎手は全国リーディング13位。騎乗数はトップ20の中では川田騎手、池添騎手についで3番目に少ない中でこの成績。ようやく関東も世代交代をしていく中でこれから変わる世代になるであろう石橋騎手の飛躍にも少し注目してはいかがでしょうか。ちょうど上り目の騎手のストロングポイントに注目すれば馬券的にもおいしい思いで切ると思います。

 

とこの辺で終了します。

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