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    マーメイドSに見る降級制度廃止の影響

    • 2019.06.09 Sunday
    • 19:20

    なんのことかといいましょうか。簡単なデータをいくつか出していきます。

     

    2009〜2018年 マーメイドS4歳馬の成績

    2−1−4−26(6.1%/21.2%/単回収率16%/複回収率43%)

     

    マーメイドS 4歳馬の出走数

    2018年 1頭

    2017年 3頭

    2016年 2頭(ココロノアイ5人気3着)

    2015年 3頭(マリアライト1人気2着)

    2014年 5頭(ディアデラマドレ1人気1着)

    2013年 3頭(アロマティコ1人気3着)

    2012年 4頭(グルヴェイグ1人気1着)

    2011年 4頭

    2010年 3頭(テイエムオーロラ4人気3着)

    2019年 5頭(リトルアマポーラ2人気3着

     

    それでここ5年中4年はフルゲートにならず。という状況です。

     

    これをみると「4歳馬の成績が悪い。そしてそもそも出走数が少ない」、「来てる馬は他で重賞(G1)を勝ったりできるような人気馬のみ。」というのはわかると思います。伏兵の馬券がらみがないことも含め4歳が厳しいことはわかると思います。

     

    では2019年。今年はどうか。

    ・16頭立てで10頭が4歳馬。

    ・4歳馬が1〜4着を独占。

    ・人気の5歳馬が掲示板外

     

    ということになりました。例年から出走数(10頭)から結果(1,2,3,4着)から変わってる。

    なんでこんなことになったか。理由は簡単で4歳馬が降級しないから

     

    これが起こってこういうことになりました。これまで4歳馬は降級してました。これによって降級馬がいなくなるとかいう下級条件の話をクローズアップされてましたがもう一つ大事なことがあります。

     

    上のクラスの馬が降級しないこと。

     

    要するに降級制度のある時は4歳馬は大体クラスに変動がありました。4歳馬は「賞金が足りない」「クラスが落ちるから身の丈で走る」ということが多かったです。それで重賞から遠ざかる。これによって何が起こるかというと、このレースに限らずですが数年前からちょこちょこみられた「5歳以上はいっぱいいるけど4歳馬少ない重賞」が出てきます。賞金が足りなくて使えない。そして出れる4歳馬も賞金面で出れるかどうか不安な状態で常に重賞を狙う状況があったので、4歳馬の成績もこのレースも含めて期待ほどでてなかったです。ただしこの点は降級制度がなくなったことでこれは改善されそうです。その点では降級廃止はこういう面ではいい方向にむいてるのかなと思います。

     

    そしてマーメイドSでとりあえずはわかりやすい結果がでましたね。4歳馬の出走馬が増えて結果を出す。これまでは若い馬、脂が乗り切った時期の馬が重賞に降級制度で出走できないということも起こってたと思うので強い馬が上に上がりやすくなるという点では重賞以上の面ではレベル面で上がってくるのではないでしょうか。若い馬が使いやすくなるということは高齢馬が外れやすくなるともいえると思いますし、それが促進していくと馬の回転も早まるでしょうからいきつくところはレースのメンバーレベルのアップが起こるような気はしますね。ここ1年とかそういう話でも少しは成果は出るでしょうが、5年後とかになると高齢重賞出走馬の抹消も含めて目に見える成果は出そうです。

     

    そして馬券、データの話ですね。こういう風にデータの傾向もいろいろ変わる年です。前から何度も書いている過去〇年系のデータは外厩的にもですが、こういう番組的な制度の変更でも完全に一から見直されることになりそうです。それがある程度はっきりしたマーメイドSでした。

    データ競馬(というか過去〇年のデータを見ることがデータ予想のレベルには達していない代物だとは思いますが)にとってもターニングポイントの一年になりそうです。

     

    データよりも今の力量や枠などからピンポイントで走る馬を求められる時代。線で軸馬を探す時代から、点で狙い馬を狙い撃つ時代になりそうです。前者も後者もデータを使うことは一緒。いかにデータも含めた流れを読むかが求められそうですね。

     

    とにかく変わったことが実感できるマーメイドSだったと思います。

    今週の感想(6月8日、9日)

    • 2019.06.09 Sunday
    • 18:41

    (土日の競馬)

    ちょいちょい当たりましたが、ぼちぼち負けてというかんじでしたね。ただ新馬戦はなかなか見えているようだとはおもいました。

     

    (マーメイドS)

    何十年ぶりの重賞勝ち馬がいない古馬重賞とかどこかで見たような気がしますが実際のところはわかりません。ただ頭数がそろわない年も結構あるんですが今年はそろいましたね。これは降級制度がなくなったので上のクラスからクラス落ちしていない4歳馬がそこそこいるからでしょう。こういう風にデータの傾向もいろいろ変わる年です。過去〇年系のデータは番組的にも完全に一から見直されることになりそうです。少なくとも数年前からちょこちょこみられた「5歳以上はいっぱいいるけど4歳馬少ない重賞」は減りそうですね。その点では降級廃止はこういう面ではいい方向にむいてるのかなと思います。この辺の話は別の記事でじっくり書きます。重複するところもでてくるでしょうか。

     

    結果はレースの通過順を見ての通り、後方待機の競馬が嵌る競馬。全体にハンデが軽くてチャンスがありそうな面子とか逃げ馬不在で展開が読みにくい中、意外な馬がぶっとばして逃げたことで全体がペースを読み違えたとかいろいろありそうですね。

    ただ結果として通過順二けたの馬が掲示板独占。上り1位が1着、2位が2着、3位同率で3〜5着というように、脚をためたものがちの後出しじゃんけんでの嵌り待ちの競馬になりましたね。こういう競馬平場も含めてめったにないんですけど。それが起こりましたね。

     

    勝ち馬サラスは最後方待機で最後の最後に後出しじゃんけんで差し切りましたね。地力がある程度あったこと、ハンデもですが鞍上のエスコートも見事でしたね。松若騎手ここ1,2年本当によくなっている印象はあります。西村厩舎は今週6頭出走で2勝、2着2回、3着1回と厩舎としても好調というか今週が勝負かけてましたね。その辺も実ったということでしょうか。新馬で1,2着で今年の2歳も楽しみ。これから少し注目の厩舎になりそうですね。

     

    2着レッドランディー二は上位の中では早く動いた方の馬でしたが上り2位でいい脚。これも嵌ったというところでしょうが上位の中では地力で勝ちに行ったというところは見えた競馬でした。目標になってしまったつらさはありますが好走したと思います。石坂公厩舎は重賞初出走で好走、初勝利とはいかなかったですが惜しかったですね。今回はうまくいっただけに重賞ではもう少し展開が向くの待ちかもしれませんが、これでOPで使いたい牝馬限定は使えるはずなのでじっくり仕上げてもうワンランクアップあるかもしれません。

     

    3着スカーレットカラーは近走が好調ですね。パールS勝ちの勢いをかって展開も向いて岩田騎手らしい競馬で突っ込んできましたね。ゲートが不安定なタイプですが一足はびゅっと来るタイプでいかにも岩田騎手に合う競馬でしたね。準OP勝てるくらいの馬ですし、力も上位でしたね。牝馬限定の上位にはなりそうです。

     

    4着センテリュオは展開も向いた競馬でしたが他との違いは出せず。人気してましたがそこまで力が上位というわけではないですね。良くも悪くもこの程度ということ。5着ウインクルサルーテが頑張ったというよりはそれくらいしか走れなかったということでしょう。

     

    6着モーヴサファイヤは少ない5歳以上の人気馬で早めに抜け出す競馬でしたがこれは展開が厳しかったですね。後ろでじっくり構えたらもうちょっと上位でしたしいわゆる強い競馬で力上位をみせましたがハンデも含めてちょっと厳しい競馬でしたね。ただ牝馬限定重賞では戦えそうです。

     

    あとはポイントだけ。ダンサールは位置取りから通る位置から不器用な競馬。展開も含めて厳しかったですね。もうちょっとスムーズなら巻き返せるでしょう。フローレスマジックはなかなかの手ごたえで直線回ってきてあっさりもと思う感じでしたが失速。展開もあわなかったでしょうし早め先頭にでた手ごたえからもうちょっとやれそうな馬。この後も警戒ですね。

     

    ランドネはああいう競馬で前にいたこともやっぱりすっと動けないのでうまくさばけないこともでましたね。きれないし不器用。力はある程度はあるけどうまくいかない引き出しもいっぱいもってて狙うタイミングが難しそうです。力を本当に出し切れること自体が少なくなりそうな馬です。

     

    (エプソムC)

    こっちは前の競馬。雨が降ったことに加えて先行馬不在の中、意外な馬が逃げたこと。いろんなことが重なって前が展開的にも差しにくい馬場という点でも楽になりましたね。位置を取ったもの価値の競馬になりましたが、マーメイドSも競馬。これも一つの競馬です。

     

    そして4歳馬がワンツー。このレースは4歳馬の出走数自体は変わりませんが、これまでは比較的走らなかったのに今回はしっかり結果を出しました。展開もあるでしょうが、4歳馬が出やすくなったことも影響してそうです。

     

    レイエンダはスタートがうまく決まって絶好の番手でペースも緩んで楽になりましたね。力もあるんでしょうけど抜けてたわけではなく不足している分はレースセンスで埋めましたね。それができるのが名門厩舎であり良血のなせる業という気はしますね。いい競馬でした。ただ現状はG2いけるかなってレベルでG1同行ではないと思います。

     

    サラキアはスタート決まってうまくいきましたね。もともといい脚は使えてましたが重賞では上り上位までは使えませんでした。その辺をこれまでとは位置取りがだいぶ前になったことで終いもそのまま使えたから2着に頑張れたこと斤量が軽かったことにこういう馬場もいきましたね。ここまでうまくいくことはないですが賞金重ねて牝馬限定も含めて選択肢が格段に増えました。これからどうなっていくか楽しみです。

     

    ソーグリッタリングは3着。普通に競馬して普通に3着。もうちょっと頑張ってほしかったですが及第点。久々の重賞としては頑張ったのではないでしょうか。夏競馬が楽しみになりました。池江厩舎は小倉記念よく使う印象があるのでその辺に照準を合わせて逆算して使ってくる気がします。本格化の兆しはあるしレースも上手でローカルもこなせそうなタイプ。この夏注目の一頭です。

     

    ショウナンバッハはもうはっきりしましたね。1800〜2000mの左回り。ちょっと力のいる馬場になればなおいいってところでそのゾーンなら安定して走ります。その割には人気も今回もしてないです。衰えどころかここにきて成長も見えます。さすがキタサンブラックのお兄さん。これからそのゾーンに入る条件は見当たりませんが、このゾーンに近い条件や嵌る条件なら注意したいです。

     

    ブレスジャーニーは内を強襲して5着。こういう馬場も荒れた馬場もうまいんでしょうね。戸崎騎手は地味に長い期間乗れてますね。リーディングのころよりは最近全然いいです。馬はこれ以上を絞り出すのは難しいかなという気はします。相手はちょっと落としてなんとかなるかというところかなという感じですね。ダートどうでしょうね。面白いと思うんですが。

     

    プロディガルサンは普通に競馬して普通に6着。まあ何か一押しなければこんなもんかなという気はしますね。力通り枠なりに走ったけど。うまくいった馬、力が上の馬には劣ったというだけ。マイナスはなかったけどプラスもなかった競馬だと現状こんなもんという気はしますね。

     

    後の馬はこんなもんという気はしますが、ミッキースワローは菊澤厩舎×横山典で人気と去年のダイワギャグニーと同じで人気を裏切りましたね。こういうのって繰り返すとは言いますが。相性の問題はありそうですね。そして去年と同じで馬場に敗因を求めてるのも一緒で梅雨の時期が厩舎的に仕上げの面で合わないとかあるんですかね。

    そもそも初手の位置もふくめていろいろ噛み合ってなかったような気はしますね。

     

    ダノンキングダムは重賞では敷居が高かったということで現状は厳しそうですね。小回りに変えるとか距離変えるとか逃げるとかやれることはいっぱいあるのでその辺で活路を見出してほしいですね。

     

    アップクォークはこういう競馬で出遅れで終了でしたね。

     

    (ベルモントS マスターフェンサー)

    まあ海外の馬のことはわかんないのでマスターフェンサー。いつもどおり後方からの追い込み最後にギアがもう一つ替わったような追い込みで5着。スタミナは十分ですしちょっと惜しまれるレースでしたね。

    ただこういうレースの馬ですからね。もうちょっと流れたらというのはあるでしょうけどもうちょっと流れたら前との差は直線向いたときにはもっと絶望的になるわけで単純に早ければ嵌るというものでもタイプでもないでしょうね。止まった馬をパスした5着で5番目より実際の力量は劣るんだろうなとは思いました。正直力以上の着順でうまくいった部分、脚質うえに取れた着順、そしてうまくいかなかった部分、いろいろ考えたら着順くらいがいろいろ込みで適正なところかなと思いました。

    それでも海外遠征3歳馬ですからね。大健闘ですしよくがんばりました。

    海外の一線級とこれだけ戦ったこの馬がこの後どれくらい走れるか楽しみです。難しいところはありますけどラニほどではないので力を出し切ってくれる確率は高そうですし。

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