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- 2023.12.21 Thursday
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続いて簡単に記事。まず最初に書いておかなければいけないのは武豊騎手とメイショウのコンビ最高!って記事じゃないです。どっちかといえば逆です。そういうのをみたいかたはみないで他のホームページへそっと言っていただくほうがいいと思います。
園田の交流重賞でテイエムの馬でデムーロ騎手が勝ちました。某所でも言われてましたが、騎手も主流から外されてくると見慣れない勝負服をきるようになってこれまで来ていた勝負服を着なくなります。そういう話をわかりやすくしてるのがメイショウさんと武豊騎手の関係です。ということで過去の武豊騎手の成績とメイショウ(松本好雄オーナー関連)さんの騎乗数を比較したデータをだします。どん。
年・年月 | 武豊騎手年間成績 | メイショウ馬での成績 |
2019年 | 101- 74- 59-352/586 | 7- 1- 3-19/30 |
2018年 | 76- 65- 75-338/554 | 7-10- 9-25/51 |
2017年 | 82- 86- 63-374/605 | 4- 3- 2-24/33 |
2016年 | 74- 89- 77-427/667 | 4- 7- 6-38/55 |
2015年 | 106- 89- 65-503/763 | 7- 6- 4-36/53 |
2014年 | 86- 87- 64-435/672 | 9-10-12-47/78 |
2013年 | 97- 62- 58-432/649 | 13- 9- 8-55/85 |
2012年 | 56- 61- 44-430/591 | 6- 6-10-53/75 |
2011年 | 64- 70- 66-435/635 | 11- 9-13-54/87 |
2010年 | 69- 47- 39-258/413 | 2- 3- 4-15/24 |
2009年 | 140-106- 91-431/768 | 10- 3- 6-27/46 |
2008年 | 143- 89- 65-356/653 | 12- 7- 6-24/49 |
2007年 | 156-109- 78-370/713 | 3- 3- 1-17/24 |
2006年 | 178-118-111-383/790 | 3- 1- 1- 4/ 9 |
2005年 | 212-128-112-403/855 | 8- 1- 1- 6/16 |
2004年 | 211-128-101-472/912 | 7- 3- 0-10/20 |
2003年 | 204-128- 90-444/866 | 4- 5- 1- 4/14 |
2002年 | 133- 66- 57-201/457 | 0- 4- 3- 3/10 |
2001年 | 65- 47- 54-189/355 | 1- 0- 1- 2/ 4 |
2000年 | 130- 70- 76-276/552 | 1- 1- 0- 3/ 5 |
1999年 | 178-142- 96-393/809 | 2- 0- 0- 9/11 |
1998年 | 169-105- 83-392/749 | 4- 1- 2- 3/10 |
1997年 | 168-100- 88-366/722 | 3- 0- 2- 3/ 8 |
1996年 | 159- 98- 94-404/755 | 5- 4- 3-14/26 |
1995年 | 134-104- 75-380/693 | 3- 4- 1-18/26 |
1994年 | 134- 92- 74-282/582 | 4- 7- 3-14/28 |
1993年 | 137-137- 84-341/699 | 7- 0- 2-19/28 |
1992年 | 130- 79- 55-342/606 | 8- 7- 3-14/32 |
1991年 | 96- 91- 94-361/642 | 0- 0- 3-11/14 |
1990年 | 116-118- 75-414/723 | 1- 2- 3- 8/14 |
1989年 | 133-114- 80-399/726 | 0- 0- 0- 1/ 1 |
1988年 | 113- 92- 68-396/669 | 0- 0- 0- 3/ 3 |
1987年 | 69- 63- 57-365/554 | 2- 0- 1- 7/10 |
という感じですね。いくつか拾っていきましょう。武豊×メイショウと時々いわれますが、正直そんなに昔からかなりの数乗ってるわけではありません。
ただデビューから数年たったころからはそこそこ騎乗馬は増えていってます。それが増減しだすタイミングはいくつかあります。
・1996年〜1997年
ここでがくっと落ちてると思います。130勝くらいで推移してた勝ち星がさらに伸びて160〜170勝と伸びた時期です。
この2年で何があったかというと簡単で父親武邦彦厩舎の馬への騎乗が激減しています(1996年60鞍→1997年12鞍)。前後も似たような推移の数字なので父親厩舎の騎乗を減らしたのがその厩舎によく預けていたメイショウさんとの縁も減った理由だと思われます。おそらくトップをとるためにいろんな意味で切り替えた時期なのかなと感じます。
そしてもう一つ。1995年にサンデーサイレンスが2世代でリーディングサイアーを獲得。完全にサンデーサイレンス時代になっていく中、エアグルーヴやダンスインザダーク、マーベラスサンデーの主戦を務めていたタイミングがこの時期になります。
そして武豊騎手は成績を伸ばしていって
1997年以降
しばらくは騎乗数も一桁になってたまに20とかが出てくる感じ。この2004年の20の時はメイショウカイドウの時で増えてるときにはそれなりの主戦馬がいるときのようです。
2007年〜2009年
ここで騎乗馬が増えています。まず2007年にアドマイヤオーラ関連で近藤オーナーと絶縁状態になる。そしてこのころから安藤騎手に続き、岩田騎手そして関東では内田騎手も地方からやってきてこれまでの独占状態ではなくなり、2009年には内田騎手から全国リーディングを奪われることになります。海外にいっていて騎乗馬が少ないころから数えると17年ぶりの出来事です。
こうして下り坂の兆候のときにメイショウさんがあらわれて勝ち星の面でも二けたの数を貢献して支えていくわけです。
2010年〜2014年
2010年落馬での大けががここでありますね。この翌年2011年から全体の騎乗数も激減、勝ち星も半減するわけですが、メイショウさんとの騎乗馬は激増。勝ち星も絶好調時と変わらないような数を貢献していることになります。
2015年〜
久しぶりに100勝をクリアしたこの年を境に騎乗数は少し減っていきます。メイショウさんとしては復調を支えてきましたが復調したので、私の馬に乗らなくても大丈夫でしょうというところでしょうか。
という感じできれい武豊騎手のバイオリズムとメイショウさんの騎乗依頼数が反比例していることになります。トップにいるときは引いてるけど苦しいときには下がっているときには支えるという関係。父親武邦彦さんから続く関係で結束が固いことは感じます。トップの人があまりみない勝負服で騎乗しているということではこのケースではないですが、今トップの馬主さんの馬に乗らずこういう老舗の個人馬主さんの馬に乗るようになるというのはある意味、リーディングや一番強い有力馬に乗る主流のラインから外れてきてるサインではあると思います。馬主さんの馬に乗らないと騎手はレースできないわけですから。なので本人の成績もですがこういう馬主さん毎の騎乗数とかが本人の現状を表していることもあると思います。デムーロ騎手も今の流れからはちょっと外れて厳しくなってるというのはあると思います。ただ拾う神もどこかにいるそれが今回の竹園オーナーの馬での重賞制覇だったような気はします。
最後に武豊騎手のメイショウ馬の騎乗数はまた今年、少し減ってるような気がします。もうひとつ二ついい出来事がまた武豊騎手にあるかもしれませんね。
というあたりで終了とします。
さて1つ質問させてもらいます。根本的なことかもしれませんが、あるレース後に新聞や例えばこのブログを含め色んなサイトで「ハイレベルなレースだった」と言うコメントを見ますが、そもそもこの「ハイレベル」とか「低レベル」とかはどうやってみわけてますか?
タイム?ラップ?メンバー構成?でも新馬や未勝利ではあまりメンバー構成ではジャッジできませんよね。
コメントありがとうございます。
とりあえず長くなりそうだったので記事にしました。それをもって回答とします。
腐っても武豊、と自分では思っているのですがそれでもこの年齢でこの騎乗数・勝利数はアスリートとしても変わらず一流であることの証ですね。レースペースを作るのも相変わらず絶妙ですし、JRA騎手のみならず短期免許で来日している外国人騎手も彼のペースに合わせてレースをしている風に見えますね。
武豊騎手に限らず「●●騎手がいるとき、いないとき」のその他の騎手の成績を時々みているのですがなかなか興味深いですね(特にいまケガで離脱している方もいるので・・)。
脱線ついでに
土曜阪神のデットーリVS中谷は興味深かったです(ステイフーリッシュ購入していたのでずっとみていたのですが厩舎が違っても馬主は同じなのに、とは思いましたけどナカタニ騎手にも意地があったのかなあ)。お暇でしたらパトロールFご覧ください・・
コメントありがとうございます。
この年齢でここまで盛り返すのはある意味奇跡的ですね。競馬は馬が走るのでこの年齢でもここまで信頼して馬を集められるこれまで気づき上げた信頼関係がすごいですね。そしてその期待に答えられるだけのアスリートとして最低限度の技術はまだ維持してるというところかなと思います。
ただペースに合わせられてるような競馬は個人的にはめっきり減ったように思いますね。昔ほどは警戒される競馬は減ってる気はします。ただその分やりやすくなってるというのも成績が上がってる一因の気はします。
〇〇騎手がいるときいないときというデータのとり方はおもしろいかもしれませんね。昔蛯名騎手が札幌滞在したら藤田騎手がやや白星が伸びなくなったとかありましたし、その人のレーススタイルム含めた合う合わないはあるかもしれないです。
ステイフーリッシュのやつ見ましたよ。あれで勝ち負けならいいですけどなってないですからね。全く意味のない抵抗になってしまいました。自分に意地があっても馬主さんはともかく厩務員さんや助手さんやそれにファンに馬券購買者も背負って最後のバトンを背負って走ってるわけですから、意地だけであれをやったんじゃいろんな意味で未熟だなという気しか私はしないですね・・。