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- 2023.12.21 Thursday
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こんばんは、
3日前くらいにこんな記事を書きました→騎手、年齢別分布表
年齢分布表を単純に出していろいろ考えましょうって記事。
2日前くらいにこんな記事を書きました→年齢別分布表に見る障害レースの未来について
それをうけてとりあえず障害レースで将来的に考えられることを書いてみましょうという話。
そしてすっげえ昔に書いた→なぜ競馬は若手が台頭しないのか(1)(11/14 18:30追記)
3年前に騎手の未来についていろいろ書いたシリーズがあります(カテゴリー「競馬メモ((連載記事)ブログ主の思考)」)これも踏まえながら書いていきましょう。ちょっと堅い雰囲気からゆるーいテイストにとは思ってます。
<全体の話>
成績出した騎手の周辺は偏って他の騎手も成績をあげて結果的に残っていくってのは競馬の世界あります。これは競馬に限らず他の業界でもよくあることで「〇〇世代」の同世代の選手は他の選手も優秀ってのはどの競技でもありますね。松坂世代、ハンカチ世代、黄金(小野伸二)世代、羽生世代・・・まあいろいろあります。
競馬においてもそうは言われませんでしたが明らかに武豊世代現象はありました。
50歳以上のJRAデビュー騎手は5人も残っている。ただ49〜44歳の6年で地方からの移籍組を抜いたら8人ですからね。栗東に関しては武豊騎手の次の年は北沢騎手でその次がもう幸騎手になるんですね。平地でいえばもう武豊騎手の直の下は幸騎手。これは個人的にもびっくり。私も年を取ったもんだなと思います。
そして福永騎手の周辺、花の12期生?でしたかねここも固まって騎手がいますね。この周辺2年ほどが東西ともに騎手が固まっていて、その後は平地については落ち着いてきます(代わりに障害に流れるわけですが)
こういう風に世代に塊がでてきて、躍進した騎手が一人でればその周辺も引き上げられるって図式は今振り返ってもみてとれます。それを踏まえて、東西で書いていきましょう
<栗東>
福永騎手以降はある程度同じ波が来ています。基本は若手を使わなきゃなって意識があるのが福永騎手以降で少し途切れた後、川田藤岡兄が飛躍してそこからは3年に1度くらいでそういう波が来て結果2人ほどは残っていくということ。これは栗東トレセン全体で育てる意識があるんでしょうね。
川田→松山、浜中→川須、菱田→松若、坂井瑠→西村淳、岩田望、団野、亀田
という感じ。いろいろあって結果、川田まで突き抜けられずというケースもありますが、一度は抜擢によってぐっと引き上げられる時期がある騎手がいるというのは変わらないところ。栗東の若手育成に関してはおそらくこのサイクルがこのあとも淡々と続いていくんでしょうね途切れたら考えましょうってとこでいいかなと思います。計画性も見えるし深く考えずに見守りましょうってこと。
そして今、そのサイクルに入ってる騎手は失敗した先輩の悪かったところはしないようにして頑張りましょうってことですね。
次行きましょう。
<美浦>
こっちも飛躍した世代がいればそれに引き上げられるってのはありますね。現36歳のころの世代ですね。松岡騎手の飛躍で若手抜擢の機運があったのかちょうど横山典、蛯名あたりと15歳空いてるわけで。さすがに彼らが40歳になる前くらいにはもうすぐ引退するだろうし新しい騎手をってのもあったかもしれないけどそれはわからないところですね。まあ彼らは50歳までするのでそこまで切羽詰まった状態ではないですが、普通に考えたら彼らが引退しておそらく戸崎、北村宏に松岡、石橋、田辺、津村、大野あたりが関東トップっという世界が美浦にはあったんでしょうね。
ただここから違うのは計画性があまりないということ。デビュー前から評判の三浦騎手からの丸山騎手というのもありましたが、こうなったのは河野元調教師のバックアップもですがちょうど5つくらい上の世代が脂の乗り切った若手で飛躍してたのもあるでしょうね(田辺騎手はここではまだ潜伏してますが)
とりあえずいえるのは栗東程計画的ではないですが、今成績を残している騎手は近い世代で固まってますよね。36歳のところと三浦騎手、丸山騎手のところと。
こうなると次はどうなるかというと横山武騎手のところですよね。横山武騎手はここまで結果をだせばどういう形かわかりませんが数年は安泰(おそらく数十年)。彼に何人ついていけるかって話ですね。西では飛躍している団野、岩田望、亀田の2年目世代にあたる菅原明騎手やこれからが大事ですがまだ遅くはない小林凌騎手。その一個上の武藤騎手、そして藤田菜騎手あたり、そしてまだ目立ちませんがこの辺と同世代の騎手はとにかく必死で頑張れということです。数字を出せば横山武騎手が多分一緒に引きあがっていけます。
こういう話をするときにいろいろ思うのは失敗するなよって話。栗東も含めてですか成績をある程度出していって、それに伴って乗せてもらうのは大事ですが、言いたいのは酒には気をつけろ、遅刻とかすんな。天狗になるなよ、騎乗依頼くれた人にはエージェントを通さず自分でお礼を言え。師匠が理不尽なことをいっても喧嘩別れするな。出るにしても無計画でフリーになるんじゃなく、他に所属か所属級で支えてくれる新しい師匠になりえる調教師先生見つけてから出ろ。
ってとこですか、こういう失敗で落ちていってるのかなと感じるケースもあるので、なんだかんだ人と人が結びついて、大きいお金を動かしてもらって成り立ってる競技ですからね。若気の至りで済まないケースもあると思うので気をつけていってほしいですね。
要するに美浦の横山武騎手付近の世代の騎手頑張れってことが言いたい記事でした。
確かに「年齢構成」は仕事にも関わるハナシですしねえ。
(これは私がオッサンなだけに余計に身近な気がしますね、これ仕事だけじゃなくて日本の将来にもかかわることかも・・)
・・若手、と言ってもらえる内が華だぞ。といわれましたっけ。。。一般の勤め人のように仕事でもなんでも多少の失敗が糧になることはありますし私も恥ずかしい失敗は山ほど(汗)
<比較するのもおこがましいが・・>
プロとして扱われる割には緩いというかけっこう放任主義っぽい中央競馬の世界は、「その他公営競技界の人たち」と比較してみると、年齢構成とかその他色々と違うのでしょうかね?
興味はありますねえ。(その他公営界に詳しくないので全然わからないんですが・・) 恵まれてるのは間違いなさそうだが。
<JRAの騎手や調教師がやっていけなくて廃業話はあまり耳に入ってこないし←これは個人的な見解ですが>
・・・淘汰は必要だとは思う(残酷だが)。身につまされる話なんですけど次の世代が詰まってしまうんですよね結果的に。
この手の世代交代論は日本人的発想なのかもしれませんが・・
コメントありがとうございます。
年齢構成と先を見据えた話は普通はあまり深く考えなくてもいいんですが、限られた人数化でやってるプロでは先を見据えて人材を育てるって大事ですからね。
他の公営競技はボートはちょっと若手が開花するのは私みだしたころよりは少し遅くなって、ベテランが衰えるのも少し早くなってる気はしますが、あの競技にそれに合わせてか若手の大会とベテランの大会の年齢層をそれに合わせて遅らせたり早めたりしてますからね。人に合わせる柔軟さはありますね。
競輪はあまり詳しくないですが、あれはラインとかそういうのが元々あるのでちょっと通常の競技の括りとは違うものはありますね。
淘汰するというよりは同じくらいなら若手にチャンスをあげるとか未来を考えて目をつぶって育てるとかいう意識で淘汰はそれについてくると思いますからね。