G1に向かう際の前走との間隔について(その1)

  • 2017.03.27 Monday
  • 19:59

こんばんは。今日はローテの話。G1に向かう間隔について書いてみようかと思います。

先日の高松宮記念、1着は「シルクロードS」2着は「京都牝馬S」3着は「香港国際競争から」というレースからの臨戦になってました。要するにトライアル(阪急杯とオーシャンS)から来た馬は全滅という結果になったわけです。

思えば皐月賞についても、近年は共同通信杯組が非常に相性が良く、いわゆるトライアルの存在感は年々なくなってきているわけです。

 

この辺のレースの間隔について、ここを見に来ている多くの方がご存じの世界一外厩に詳しい方との最近の雑談で「間隔がつまると外厩が使えないから空いているほうが〜」みたいな話を軽くしたこともあり、ちょっとG1競走のレース間隔について調べてみようと思います。その1としてますが、今回はさわりで。ちょっと掘り下げて調べてみたいなということもイメージにはいくつかあるので(なんの傾向も出ずボツになる可能性もあると思いますが)続きがあるかもしれないというのをにおわせておきます。

 

「2015から現在」「2010〜2011」「2005〜2006」の3つについて5年置きのデータを比較することで今と昔の傾向の差をだそうかなというアプローチです。もちろんG1競争における成績になります。ちなみに障害G1は省いております。ご了承を。

()内は(勝率/複勝率/単回収率/複回収率)といつもの通りです

 

・2015年〜現在

中02〜03週 16-20-21-304(4.4/15.8/34円/68円)

中04〜08週 26-19-20-256(8.1/20.2/92円/73円)

中09〜24週 4-6-4-64(5.1/17.9/30円/60円)

半年以上   0-1-1-3(0/40/0円/88円)

 

・2010年〜2011年

中02〜03週 20-28-17-312(5.3/17.2/54円/66円)

中04〜08週 18-16-20-221(6.5/19.6/64円/67円)

中09〜24週 6-0-4-54(9.4/15.6/118円/62円)

半年以上   1-0-1-12(7.1/14.3/11円/32円)

 

・2005年〜2006年

中02〜03週 28-23-20-340(6.8/17.3/75円/61円)

中04〜08週 10-14-17-164(4.9/20/29円/79円)

中09〜24週 4-4-3-44(7.3/20/152円/74円)

半年以上   0-1-1-10(0/16.7/0円/24円)

 

という感じになります。中1週未満は今回の趣旨とは外れる点と基本成績悪いという傾向ですので省かせていただきました。

 

ということで順に傾向を書いていこうかと思います

 

<中2〜3週>

・勝率、複勝率ともに2005>>>2010>>>2015と成績は落ちていってます。

・複回収率はあまり動きはありませんが、単回収率は年々激しく下がっていってます。これは成績の下降も理由でしょうが、落ち幅が大きいので「人気馬しか来れない」ということもあるのかなとは思います。

 

<中4〜8週>

・複勝率はあまり変わらないですが、勝率が2005<<<2010<<<2015と上がり調子で年々馬券に絡んでいることになります。

・あとは回収率ですね。複回収率は中2〜3週と同様にあまり動きはありませんが、単回収率は年々上がっていってます。中2〜3週とまったく逆のベクトルを描いています。これは逆に昔は人気馬しか来れなかったけど今は人気のない馬でも馬券に絡むようになったということかなと思います。

 

<中9週以上>

・これは成績がばらばら。中9週〜24週は傾向出ていませんね。ただ昔は単回収率は100%楽に超えているんですが今は30%。要するに買う側もこういう休み明けの馬を買い控えなくなったということなのかなと思います。

半年以上の休み明けは傾向といえるものは出ていませんがここ2年ほどは絶対数が減っているということは覚えておきたいところですね。

 

という感じです。この傾向から読み取れること考えなきゃいけないことは

・まず単純な傾向ですね。中2〜3週の成績は下がっていて、中4〜8週の成績は上がっているということ。

 

・過去にデータは生き物(騎手編)という記事でも書かせてもらっていますが、このデータは明らかに現在進行形で流れているデータです。となると、G1競走において、「前走のステップレース別成績。(皐月賞における「弥生賞組、スプリングS組、毎日杯組、若葉賞組の成績」みたいなやつです)」といったデータは過去10年とか20年でべたっと見てもはっきり言ってしまえばもうあまり意味がないデータとなります。過去の傾向と現在の傾向を比較してどういう流れになってきているというのを見なければいけないという話です。さすがにG1になって初めての大阪杯でこれをする人はいないでしょうけど、その後は結構、こういう要素が重要なレースも出てきますので参考にしてください。

 

・あとは回収率の動きについてですが、関係ないようで関係ある要素もあり、やっぱり低い回収率のところは人気馬しかきていないということです。ざっくりとらえるのもどうかと思いますが、単純に言えば強い馬しか来れなくなっているという要素もあると気持ち頭においておいてください。

 

あと直近の傾向でレース間隔が空いている馬の話をします。

高松宮記念は間隔のあいているベスト3の馬が全部掲示板に乗って、その前にいけばゴールドドリーム、サトノダイヤモンドと一番間隔のあいている馬が勝利しています。

2歳戦、3歳クラシック、中2〜4週に集中したチャンピオンSを外したらジャパンカップからゴールドアクター4着、ネオリアリズム3着、ミッキークイーン2着、カムフィー着外(2番目に間隔のあいているリアルスティール2着)、ミッキーアイル2着、ドゥラメンテ(同率あり)2着という感じで、宝塚記念から一番間隔のあいている気の利いた馬を選べば古馬G1は馬券を楽しめてそこそこ当たるという傾向もでています。この前は安田記念リアルスティールで全然ダメなんですが。

 

こういう話になってきたのは、やはり外厩の影響が大きいのかなと思います。その辺はJRDVさんのブログや書籍を見て頂く方が早いでしょうから、私は詳しく触れませんというか、そんなに詳しくないので触れられませんが、競馬の仕上げの傾向が変わって、ローテに対する概念も変わってきているということは間違いないんだと思います。

昔、叩き3戦目とかいう言葉がありましたが、もう死語のレベルになってきています。叩き2戦目でも仕上がるようになり、休み明けでも妙味がでるようになりローテについてはG1に限らず、私が競馬を見ている中でもこのように動いてきています。

その辺の結果がはっきり出たのが高松宮記念で比較的ゆったりのローテの馬が上位独占して、オーシャンSから臨戦のメラグラーナが14キロ増で惨敗ということでした。この辺は外厩云々は関係あったのかなと思います。

 

明らかに仕上げ面でマイナスがある馬を買うというのは、はっきり言えばレースに出る前から少しハンデを背負っているということです。荒っぽくいえばゲートに入る前に1馬身くらい出遅れているとわかっている馬の馬券を買っているということです。その辺を読み取れるのはローテーションであり調教でありで、そこに大きく絡んでいるのは外厩なんだろうなとは最近思います。1馬身遅れててもこの馬は勝てると思えば、ローテ、出来に不安のある馬を買ってもいいと思います。ただ差がないと思えば、その辺を読み取って、少しでも臨戦のいい馬を買う方がいいでしょう。最後の決め手はその辺で当たりはずれに馬券はなると思います。

 

ということで書きたいことはまだあるんですが長くなったのでこの辺で締めようかなと思います。これに付随していくつかこういう傾向なんじゃないかと思うこともありますのでまた気が向いたら調べて、傾向が出たら記事にしてみようと思います。

失礼します。

コメント
こんばんは。とても興味深い記事です。
あとブログデザイン変更したんですね。

間隔を狭めたときの不利と、堀厩舎のG1ローテと照らし合わせると、堀厩舎が馬の実力をどのように考えているか、見えてくる気がします。

まずマウントロブソン(スプリングS→皐月賞)とアルバート(ステイヤーズS→有馬記念)について。前者はまだ発展途上、後者は明らかに足りないという事で、G1へは不利を承知で間隔を詰めて臨む(≒勝ち負けを期待しない)。その代わり前哨戦はきっちり勝たせる。

次にドゥラメンテ(共同通信杯→皐月賞)とネオリアリズム(札幌記念→マイルCS)の2頭。G1で勝負になると踏んでいるからこそ間隔を空ける。ドゥラメンテは賞金的に皐月賞除外もありえたし、ネオリアリズムはモーリス相手に金星を挙げらなければ厳しい可能性もあった。それだけに覚悟を決めたローテって感じがします。


という訳で、秋競馬でマウントロブソンが間隔を空けてG1に出てきたら、人気薄でも要注意かなという感じです。長文失礼いたしました。
  • NUU
  • 2017/04/01 12:44 AM
>NUUさん

コメントありがとうございます。長文全然うれしいですよ。私もいろんな方と競馬のやりとりしたいですから。

デザインについては、前のは気に入ってたんですが、背景が茶色でずっとみにくいとも思っていて、アクセスが週中ちょっと増えたのでいいきっかけかなと思ってみやすいように白にしてみました。(微妙にまた変えたんですが)

堀厩舎の話なるほどと思いました。確かにそうです。ネオリアリズムも毎日王冠とか天皇賞とか使いたいところをあそこまで引っ張った所から勝負掛りだったんだなと読めますもんね。

妙なローテや間隔で出てくることがこの厩舎の馬が実績の割に単勝ついたりする要因だと思うのでこれからは要注意ですね。貴重な情報ありがとうございました。
  • 競馬ふぁん
  • 2017/04/01 8:10 AM
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