関東馬と桜花賞について語る(アーモンドアイと今後)

  • 2018.04.09 Monday
  • 01:53

関東の人気馬、アーモンドアイが勝利しました。

アパパネ、アユサンと近年の成功はいわゆる栗東留学馬から出ていました。近年1番人気を裏切った3年はすべて関東馬、滞在ではない輸送込みの関東馬でした。

 

関東馬と桜花賞ってずーっと昔から基本は鬼門のレースです。関東の名ジョッキー岡部幸雄が桜花賞を勝てなかったのは単純に関東馬にとって鬼門だったということが大きいです。

それでも勝った馬は何頭かいましたダンスインザムード、キストゥヘブン等。ただこれらの馬はそのあとスランプに陥ります。他の関東馬の桜花賞好走馬も同様です。これは輸送のダメージの可能性が一番高いです。輸送はその時に出ることもあればその後にダメージが出ることも大きいです。

 

その辺の話は私の書いた関東馬と桜花賞(2018)にも書いています。

 

今回、なぜそれが成功したのかはノーザングループの外厩のノウハウの集大成かなと思います。その辺は皆さんご存知のこちら。天栄」が先に成功させちゃいましたねJRDVさんの記事でしっかり書いてますのでそちらを参考にしてください。

 

私はもうちょっと一ファンでもわかるレベルの話で今回のことについて書いてみようかと思います。

 

簡単に書けば

 

個人的には競馬の難易度で現実的にあるローテで最上級に難易度が高いのが関東馬の輸送桜花賞だと思ってました。関西馬の秋G1三連勝とかも近い難易度だとは思いますが桜花賞のほうが厳しいかな。

 

(スーパートライアルチューリップ賞)

なぜこれが難しいかというのは3歳牝馬に関西輸送は非常にダメージが残るということももちろんありますが、もう一つ忘れてはいけないのが日本の競馬で最強レベルのスーパートライアル。チューリップ賞の存在だと思います(これとダービーにおける皐月賞がトップ2でしょう)中4週という間隔も距離も絶妙です。関東のトライアルにおける重賞、OPがこれより後に行われることで桜花賞への間隔が詰まるということもあるでしょう。

調整するのにベストの間隔で挑める関西馬に対して、輸送込みで間隔が短い中、トライアルを関東で使って本番を戦うか、トライアルも含めて2度の輸送込みでそこそこ間隔のあるチューリップ賞を使うか、栗東滞在するか。非常に関東馬にとっては難しいということがありました。

 

(間隔をあけて戦うことと強い馬との経験の両立。)

3歳牝馬が大きいところを狙うのに素質馬はできるだけ消耗したくないというのはあるでしょう。無駄な出走は負担面でも気性面でも控えたいというのがありあっさり勝てるなら少ないローテでできるだけ大きいところに行きたいというのは大前提であるでしょう。実際これまで関東で人気をした馬も桜花賞まで3〜5戦でまとめています。

それと同時に強い馬との経験ということもあります。メジャーエンブレム、ソウルスターリングは2歳G1を使ってましたが、ルージュバック、そして今回のアーモンドアイは使っていません。さすがにいきなり本番で初めてG1級の馬と戦うのは厳しい。ただし牝馬同士の強い馬との経験を積むにはトライアルを関西に輸送して使わなければいけない。輸送込みの関西での戦いは厳しい。

 

この辺の話を両立して解決するのが1,2月の牡馬との混合の重賞を使うということなんだと思います。

 

・関東馬にとって輸送込みのチューリップ賞からのローテが厳しい→それより以前のレースに使って、しっかり外厩で調整して本番に。

・強い馬との経験がない→牝馬とは戦えないが牡馬混合の重賞を戦うことで経験させる(そこで負けたらそれまでの馬)

 

ということできさらぎ賞でありシンザン記念だったんだろうと思います。特にシンザン記念は牝馬の好走馬が結果を出してますしブランドもありますからね。

 

これまでもいろんなテストをしてそういう結論に達したんだと思います。おそらくルージュバックの時にはチューリップ賞の関東馬は無理。それ以前のレースからという結論は出ていたんでしょう。あの時は失敗しちゃいましたがやっと今回うまくいったということだと思います。関東馬にとっては桜花賞というより、チューリップ賞との戦いだったのかもしれません。

 

ただまだこの話は途中です。アーモンドアイがオークス、秋華賞と無事に崩れることなくトリプルクラウンをとったときノーザングループの外厩戦略の成功、そして完成となるんではないでしょうか。

 

そして桜花賞に関しては、スーパートライアルチューリップ賞組VS外厩を駆使した関東馬という図式になるでしょう。過去の傾向的データは今年を境にこれまでの傾向は反映しなくなるかもしれない可能性は高いと思います。現に皐月賞はもうトライアル組以外のところからここ数年上位馬勝ち馬が出ていますから、桜花賞もそっちの方向におそらく変わっていくんでしょう。

 

ということです。ここで書いたことはほぼすべて私の想像の話です。まったく外れている可能性も高いのであしからず。

 

ということでおやすみなさい。

コメント
1月に初めてコメントして以来、毎週障害レースを楽しんでおります。
今回の推論も中々興味深いですね。インターネットの普及以来、競馬における定量的なデータは巷に溢れてますが、このような定性的な仮説を目にすることは多くはありませんので。
このブログ内の定量的なデータも毎回切り口が面白いですけれど、個人的にこういった定性的仮説は大好きです。
ノーザンの外厩戦略の完成に並行して、今回のような推論を予想に組み込んでいけたらと思いました。
今後も面白い着想の記事を楽しみにしてますね!
  • 闘争
  • 2018/04/09 2:45 PM
>皆様へ

ちょっと数日ばたばたするのでお返事は後日させていただきます
  • 競馬ふぁん
  • 2018/04/09 6:20 PM
>闘争さん

コメントありがとうございます  

推論なのでそう言って頂くとはげみになります。場数は踏んでるはずですので、引き出しは多いはずです。推論でも多くは外してないはずですので楽しんでください

自分の切り口についてはなんでこういう話がでないんだろうというところをネタにしてるつもりですので楽しんでいただければと思います。
  • 競馬ふぁん
  • 2018/04/12 11:11 PM
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