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    中山グランドジャンプ回顧

    • 2019.04.30 Tuesday
    • 18:17

    遅れての回顧第二段です。半月前の障害レースの回顧とかだれが見るんだという気もしてますが粛々とやります。

     

    (レース総評)

    レースは簡単に言えばオジュウチョウサン包囲網であの手この手でいろんな馬が襲い掛かったが駄目だったというのがすべて。数頭はやり方は違いましたがオジュウチョウサンを負かしに行きました。自分の力を100%出すとか勝ちに行くとかではなくオジュウチョウサンを負かしに行った。その先に勝ちがあるというのは障害騎手共通の認識だったような気がします。

     

    明確に負かしに行った馬

    シンキングダンサー(金子)、マイネルプロンプト(森一)、タイセイドリーム(平沢)、ニホンピロバロン(白浜)、ミヤジタイガ(西谷)

     

    この5人は明確にやり方は違って、間違ってた人もいるかもしれないけど負かしにいった人です。ルペールノエルとかもそういう競馬をしたかったと思いますが、この馬に関しては衰えでできなかったということでしょう。

     

    ラピッドシップは負かしに行くというよりは現時点でやれることをやったという競馬。そこの駆け引きとは無関係。キャリアが浅いですからそれも仕方なしです。そして後の馬が力が足りずにとりあえず走り切ることでいっぱいいっぱいという競馬でわかりやすく分断しました。

     

    負かしに行く競馬ができた5頭は本当にレベルが高いですね。オジュウチョウサンの強さが目立ちますが、この2番手グループも障害の歴史でも屈指の面子でしょう。時代が違えば勝てるレベルの馬でこのレベルがこれだけそろったことも競馬史でなかったんじゃないでしょうか。それくらい素晴らしいメンツで行われた素晴らしい競馬でした。

    特に飛越が抜群レベルで上位陣うまいんですが、その中でマイネルプロンプトとミヤジタイガは出色のうまさですね。ちょっとびっくりするレベルのうまさでこのレベルでも飛越で差をつけられるって本当にすごいと思います。

     

    ということで各馬短評です。

     

    (1着 オジュウチョウサン)

    強い。以上はなにもない完勝。もういうことないですね。バケモンです。あれだけあの手この手で負かしに行ったのに負けないというのはとんでもないですね。襷のところで再三いい位置をとれたのは石神騎手のエスコートもありきですが馬の絶対能力で他の馬よりアドバンテージがとれるからでしょう。障害史に残るというか昔はわかりませんが、おそらく日本障害史でも最強馬でしょう。

     

    (2着 シンキングダンサー)

    一度は勢いで重賞勝ちまで上り詰めて昨期は不振の時期もありましたが立て直して上り調子で昨年暮れからここに向かってきましたね。それで2着は見事。飛越も基本は安定していてじっくりいって後半型の馬ですがこれはよく言えばじっくりしたレース運びをする、悪く言えば消極的な金子騎手仕様になっているということだと思います。

    平地力のなさと前に行く力強さのなさをレース運びの巧みさで埋める馬ですがその良さがでましたね。今回は金子騎手なりに積極的に位置をとって前を射程圏に入れつつ勝負所まで我慢してドンピシャのタイミングで仕掛けましたね。

    ここからは私の推測の話ですが、金子騎手なりに2か所ギャンブルをしてるはずで、1つはタイセイドリームが動いたところ。そこでマイネルが一瞬引いてるんですがそれでできたスペースにねじ込むように動いていきました。結果的にはこれは大正解。タイセイは1個外を回ることになりましたし、マイネルはそこで一歩下がることになって後手を踏むことになりました。この2頭が3,5着ですからここの動きでこの2頭は制したということファインプレイですね。

    もう一つは最後の障害、多分金子騎手は踏切位置を少し後ろで飛びに行ってます。理由は障害の近くで飛べば上に高く飛ぶことになりますが勢いはつかないし着地位置は近くになります。遠くから行けば飛び越えられれば着地位置は遠くになるし何より反動がついて勢いがつきます。ただこれには当然リスクもあって飛ぶ高さは低くなるから引っ掛かる可能性もある。ましてや4000m走ってきた最後の障害ですからね。非常にリスクがあります。私も見てて踏切の時、「あぶない」って思いましたから。

    そしてそれをするにあたり重ねてもう一個やったのはオジュウチョウサンに馬体を合わせに行ったこと。障害って横に馬にいるときに失敗することが圧倒的に多いです。理由は自分のリズムと違う馬が横にいること(飛ぶこと)で自分のリズムが崩れるから。オジュウチョウサンがちょいちょい飛越を失敗すること。そして前走阪神SJの最終障害で少し失敗していることも踏まえての金子騎手の勝負だったと思います。それがレース後の彼のコメント「一緒に飛んで先に抜け出せれば・・・」というところにあると思います。

    この2つのギャンブルは見事両方成功。やりたいことは全部やれてるはずです。でも勝てなかった。レース後のコメント「完敗の一言です」というのはレース運びはもちろんこれだけ勝負手をうってすべてうまくいったのにそれでもだめだったということからでしょう。正直、ああすればよかったこうすればよかったというところは全くありません。本当にうまくいってるんですよね。これ騎手つらいよなあと思います。この後、どこかでこのコンビで大きいところとってほしいですね。それだけしびれる見事な騎乗でした。

     

    (3着 マイネルプロンプト)

    OP大将みたいな位置づけでしたが徐々に力をつけて、昨暮は挑戦者の立場で3着。満を持してオジュウチョウサンに初挑戦でした。まず目を見張るのは飛越のうまさ。今回先団で運んだ馬はみんな飛越うまいんですがその中でも目立ってうまかったです(ミヤジタイガと)。後レースが上手。本当にそつなくレースができる馬でいい位置で終始運べて安定感はありました。もう一歩なかったのは襷のところで内外回りきるところで少し損する位置になってしまいがちだったこととシンキングのところで触れた勝負所で少し後手踏んだことですね。最後に盛り返す足があったことからもこれは後手を踏んでしまったという解釈でいいでしょう。

    その辺は他の騎手と森騎手の大障害コースへの経験の差だったかなと思います。まあけどこれは仕方ないですよ。年齢的にもかなり違いますからね。攻めることはできないです。この経験を糧にしてほしいですね。

    馬は本当に順調に力をすこしずつつけてます。パンチがないのは欠点でありセールスポイント。何かが崩れればチャンスは来ると思いますし高いレベルで総合力の高い馬ですのでこの後、またいいところあるんじゃないでしょうか。

    森騎手については厳しいことは書いてますが、馬を作るのが上手ですし、未勝利、OPレベルでは若いのに他の先輩に全く劣らずレースも上手です。障害騎手に若手が少ないことや今の上位陣の年齢を考えると、障害騎手界、おそらく10年後は彼の天下でしょう。おそらくトップジョッキーになって大障害もいくつか勝ってると思います。

     

    (4着 ラピッドシップ)

    重賞経験はなし。ただしOP3戦、徐々にレース内容がよくなって、前走は中山コースで前進をした。他の有力馬とはキャリアも明らかに劣るので、今回この馬のテーマはオジュウチョウサンを負かすというよりはこのメンバー相手に自分のペースで競馬をして100%力を出し切る。相手を考えず本当に経験を積ますという意味で先を見据えた競馬。それで垂れてきた馬はしっかりかわしてどこまでいけるかというのがテーマでした。おそらく。

    それで4着確保は見事ですし、陣営も満足。本当に先が楽しみになったという結果だったでしょう。この結果を踏まえて年末にむけて逆算して使うレースをきめて、その中でどこかでOP以上を勝ちたいとテーマもローテも明確になりました。

    年末にどれだけ自分の競馬だけじゃなく他の馬と戦いに行く競馬ができるかそこはこれからどれだけ力をつけるかによるでしょう。とにかく今後が楽しみになりました。

     

    (5着 タイセイドリーム)

    いわゆる化け物ではないですが、常識の範囲内の障害馬では屈指の名馬ですね。前走が前に行って早めに勝負してオジュウチョウサンを負かしに行く競馬。結果それでもだめだったので今回は我慢をさせて勝負所で動くことに活路を見出しました。ちょっと中途半端で外を回らされる場面も少しありましたが、おおむねうまくいったと思います。誤算は勝負所で動いたときに間にシンキングダンサーに入られたこと。あそこで一列外になったのと勝負をかけたところでオジュウに馬体を合わせられなかったのが痛恨でしたが騎手のコメントの通り勝負にいって、ダメだったので仕方なし。あそこはギャンブルにいってうまくいかなかったところで仕方ないところですね。馬自身は故障で引退。素晴らしい馬でしたね。昨暮が本当にあと一歩だったのでタイトルを取らせてあげたかったなと思いますね。

    平沢騎手は好きな騎手ですが残念ですね。平沢騎手の作る馬は飛越が安定していて大障害で着順が上がる馬が多いのでこの後も注目です。

     

    (6着 ニホンピロバロン)

    早め早めに勝負をかけて、動いていってプレッシャーをかけに行ったのはこの馬。無理筋には見えますがある程度の馬のポテンシャルに賭けたところもあったでしょう。これまでの戦歴やレース内容を見る限り、オジュウチョウサンほどではないですがこの馬も化け物でそのポテンシャルでガチンコでつぶしに行ったのが白浜騎手の作戦だったのでしょう。そういう競馬をして何とかなる可能性がひょっとしたらあるかもしれないと思えるのはこの馬だけですし、まあそれも選択肢の一つで作戦としてはあるのかなと思いましたが、化け物対決でも相手との力差ははっきりありましたし、このレベルの馬でもここまで差があるということが白浜騎手の誤算だったのかなという気はしますね。この馬もまた怪我で引退。非常に消耗度の激しいレースだったのはわかりますね。

    これも障害史残るポテンシャルの馬だったと思いますが、故障とオジュウチョウサンの存在がなければ・・・という気はしますね。それでもタイトルを一個とったのはさすがというか意地というか。何か一つタイトルをとれたのは本当によかったと思います。

     

    (7着 ルペールノエル)

    脚質的なものもありますが、今回、オジュウチョウサンを負かしに行く競馬に参加できませんでしたね。飛越はうまいか平地力は不安というタイプ。脚質も前に行く感じでもないということでその特性もあったとは思いますが、それよりは衰えも出てきているのかなと思いますね。ああいう競馬になったならそこに高田騎手も参加したかったでしょうが残念ながらそういう形に持ち込むところまではいきませんでした。これまでの実績からはいいところなく勝てる馬だけかわしてという競馬になりました。

    名門藤原英厩舎どう立て直すか。サンタクロースという意味のあるこの馬を年末にどうもっていくか、あきらめるか。この後の動向に注目ですね。

     

    (8着 ミヤジタイガ)

    武幸四郎厩舎に代わって明らかに馬がワンランクアップ。大障害でも見せ場は作るが長い距離だとぱたっと最後は甘くなる。明確な課題があった中、西谷騎手が大障害の初騎乗時とは違って3度目の騎乗でどうするか(控えてみるか、もう一度積極的にいってみるか)注目してたところですが結論は前にいって勝負。かなり積極的に運びましたし、飛越が抜群にうまいのでそこで再三アドバンテージはとりました。見せ場以上の見せ場は作ったと思いますが最後は力尽きて5秒負け。強い馬からプレッシャーを受け続けた厳しさもあったし距離もあったとは思いましたがナイスファイト。これだけ経験つんで最後にやっぱり距離が長くなると甘くなるのは改善しないような気もしますが、そこは武幸四郎調教師の手腕に期待としましょう。

    飛越は抜群にうまいです。合うのはスピード系のコースではなくトリッキーなコースで距離は短めのところでしょう。重賞タイトルはないですが、狙って使えば取れる馬でしょう。

     

    (その他)

    9着 ヤマニンシルフ

    上位とは差がありました。完走したのは大事。この経験を今後にということですね。

     

    中止 トーワツキアカリ、シゲルボスザル

    飛越が下手な馬ではありませんが馬のレベルはここでははっきり劣って厳しかったようですね。タフな競馬で失敗してしまったということでしょう。後は、植野騎手は本当に中山のG1落馬多いですね。騎手の苦手もでたのでしょう。

     

    こんな感じで終了。連休の移動中の暇つぶしにでも。

     

     

     

     

     

    桜花賞回顧

    • 2019.04.30 Tuesday
    • 14:44

    だいぶ前の話ですし、時計とかそういうことについては回顧されつくしてると思うので私はさらっといきます。

     

    レースとしては強い馬とそうでない馬がはっきり差がついてるのかなと思いました。その辺はトライアルや過去レースをしっかり見て順番つけておけばとりやすかったのかなとは感じます。そんな中で一番間隔をあけていたグランアレグリアが快勝となりました。

    単純に牡馬相手レベルの高いところでしっかり走ってた馬が牝馬相手で自分の競馬にもちこめれば強いんですよってところかなと思いました。休み明けは新しいところですが、前走比較という点では非常に昔からの手法、クラシックな形で通用しましたという面白い競馬でしたね。ということで一頭ごとさらっと触れます。

     

    1着 グランアレグリア

    強かったですね。1人気の馬は新馬で負かしてましたし、強い牡馬と当たってた経験も生きたのかなと思います。自分の形に持ち込めば時計や数字の面もついてくる強い内容で勝てる馬ということですね。

    これからはレース経験積んで自分の形に持ち込めなかったときにどうなるんだろうというのは気になりますが世代上位ということは覚えておきましょうということですね。数字も出せる強い馬ということですね。

     

    2着 シゲルピンクダイヤ

    出遅れながらも内を差し込んで2着確保でした。立ち遅れた分のマイナスは内に進路をとった差しで埋めてその分プラス。その辺のレースの機微は結果プラマイゼロに埋めたのかなと思います。立ち遅れ癖のある馬ですから実質はその分プラスだとは思います。人気はなさすぎでしたね。6人気シェーングランツとはチューリップ賞のレースっぶりから決定的に差はあったと思いますが(シェーンが比較的スムーズに後方から外に出したときにもう一度シゲルは外に切り替えててここのスムーズさで相当差はあったと思うので)、それで人気が逆転してるのは明らかにこっちが過小評価だったと思います。

    積んでるエンジンは上位と同等にありますね。ただ立ち遅れ癖もあるというところ。ただゲートに関してはキャリア浅いですからね。あっさり克服する可能性もありますからなんともです。オークスは有力数頭の一頭。いい枠当たってゲートでたらタイトルまで届くチャンスのある一頭だと思います。

     

    3着 クロノジェネシス

    これも世代上位の一頭。完全に北村友好みの差しタイプの馬になってますね。彼の色に完全に染まった馬ではあります。少しだけ捌きそこねた分はありますが、まあそれはこういうタイプの馬でこれくらい人気する馬でフルゲートでそういう競馬をしたらそういうことありますよねって程度で考えられる範疇の話ではあります。強い馬だなと思いますしオークスの距離もどんとこいだとは思いますが、勝ち馬がマイルのほうにいって一人気になってマークされる立場でどうなるかなという気はします。枠と北村友のレース運びがオークスの結果には普通以上に影響すると思います。もちろんオークスも有力ですね。

     

    4着 ダノンファンタジー

    一番人気でしたが難しい競馬になりましたね。前に壁を作れない外枠で行きたがる形になってしまったことと強い勝ち馬が早めに動いたことでついて動いていかなければいけなくなったこと。この2つが厳しかったですね。4番目に強い馬に落ちたわけでもなく人気馬のつらさという要素も含めて厳しい競馬になった分負けたという感じですね。

    単純に厳しい競馬でしたし馬の能力に対する評価は下げなくてもいいと思いますが、シゲルとか上がる馬もいて2400mという条件になればこれまでよりはライバルとは次は差がないかもしれませんね。

    前に壁ができれば距離は持つような気もしてるんですが持たない可能性もないことはない。その辺はオークスの枠がでてからゆっくり考えましょうというところですね。上位の一頭です。

     

    5着 ビーチサンバ

    クイーンCの結果を受けてクロノジェネシスとガチンコ勝負では足りないことはわかって、ここでは一ひねり(か鞍上強化)が必要ということがわかりましたが、騎手はそのままは仕方なしですが、敵が4番で自身は外枠。工夫ができない条件に代わってしまって外を回って何もできずに5着という結果でしたね。この辺はツキがなかったというだけですね。それでも5着を確保したということはそれ以下とは差のある上位。オークスに向けては枠とか何か助けがあればいい勝負できると思いますが、運も含めた何かがないと逆にちょっとこの差を逆転するのはつらいかなと思います。自身が好転するか相手が暗転するかどっちかは必要ですね。

     

    6着 プールヴィル

    大外枠で厳しいかなと思いましたが積極的にハナをとって枠の不利は最小限に抑えました。勝ち馬が早めに来る競馬で厳しかった割に6着は大健闘で強い競馬。上位5頭には劣るけどいい競馬でしたね。正直この馬がこんなに走れるとは思ってなく能力評価は完全に見誤ってましたね。オークスどうかといわれると微妙ですが人気がないなら買ってもいいかなと思うレベル。ストライクのど真ん中は1400mでそのゾーンは狭いと思ってましたが意外にありそうで距離は1600mはもちろんもうちょっと長くてもなんとかなりそう。牝馬は古馬になったときのことを考えると1800m走れるかどうかは大きいのでそういう面でもいろいろ収穫の6着でした。

    基本は器用なことができるタイプですし枠はいいところに越したことはないと思います。

     

    7着 エールヴォア

    でかくて積んでるエンジンは上位級も何か運がなく大きいレースに出るまでにもたもたしてやっとたどり着いた本番では見どころはあるも結果にはあまり届かず。こういう馬、昔もぼちぼちいましたが、今も出てくるんですね。ベストアルバムとか思い出しますが個人的には。微妙につきがないところが本番の出遅れにもでてしまうところもそういう星の下というか初期の臨戦でもたついた分という気がします。

    後ろから上り2位の脚を使ったのはこれまでのレースから言えば新しい引き出し。上位級の力はありますよということは示しました。オークスに順調に迎えるか使えるかはありますが使えたら、そこで枠とかで運が一つ二つ向けば上位を狙えるチャンスはあるんじゃないでしょうか。前に行っても強い後ろからでも強いのは今後にはつながりますしマイルでもそこそこ走れたのは性能の良さを示してますから、立て直して大事に使えば大きいところも直近でなくても届く可能性はあるかもしれませんね。

     

    8着以下

    上位とは明らかにここで壁がありますね。差があります。その中で簡単に。

     

    ・ジュランビル 8着

    よく頑張りました。前にいった分他の馬よりはおいしいところにありつけた8着というところでしょうか。後は6着馬と一緒ですね。1400mで結果を出した馬の前残り。そういう馬場なり展開なりという競馬だったということもあったと思います。

     

    ・シェーングランツ 9着

    これは現状こんなもんでいいと思います。普通にパフォーマンスを解析したらそうですし、そんなに強くないのに不器用ってのも致命的だと思います。過剰人気でしたね。

     

    ・アウィルアウェイ ホウオウカトリーヌ 10着 16着

    2歳時の完成度の早さのアドバンテージではこの辺が限界ということでしょう。

     

    ・メイショウケイメイ、ノーワン レッドアステル 11,12、14着

    まあこんなもん以上は・・・。

     

    ・アクアミラビリス 13着

    これは弱いでいいと思います。上位7頭とははっきり劣ってます。8着争いの中では力だせなかったかなとは思いますけど、力を出し切る形も極端ですしそこまで強くないってこともあると思います。

     

    。フィリアプーラ 15着

    8着争い勢の中では上位だと思いますがその中ではうまくもいかなかったですね。もうちょっとは強いと思いますけどそれでどのへんで通用するとかいうレベルでもなさそう。

     

    ・ノーブルスコア 17着

    前哨戦が相当うまくいきましたからね。そうじゃなければこんな感じでしょう。それにしては負けすぎという気もするのもあるのでここが力量というよりはチューリップ賞にうまくいった分を引くくらいの評価でいいんじゃないですかね。

     

    ・ルガールカルム 18着

    アネモネSはこんなもんです。何気にこのレースから桜花賞のステップをテストした馬だったと思いますが、やっぱり遠征、中3週厳しいっすってことが分かったというだけの結果でしたね。

     

     

    G1で一番レース間隔をあけてきた馬の成績について

    • 2019.04.29 Monday
    • 18:12

    こんばんは。

     

    記事の前に簡単に今週の感想を兼ねた雑談。土日月と遊びまくりました。

     

    土曜:昼過ぎまでネットで競馬→昼過ぎからボートレース(住之江に)

    日曜:一日ネットで競馬

    月曜:京都競馬場に一日参戦?

     

    という感じ。簡単にいえばネットで勝って現場で大負けしたという感じ。特に月曜は京都競馬でちょっと息が止まりそうなくらい負けまくりました。ちょっと調子乗りすぎて失敗です本当に。けどあれなんですよね。15頭立て15番人気で狙ったメイショウパティオが直線向いたところでは馬券絡み確定みたいな手ごたえからのハナ差4着負け。ここがほんと紙一重で。上位3頭、三連複・馬連両方あったんでねえ。これが当たってたら今頃うひゃひゃと十三でもいってるかもしれません。

     

    ということで8レース終わったあたりでもうこれ以上競馬場いても幸せになれない。ダメだと思って早々に撤収しました。この記事はそんな当たんないなか、「競馬糞つまんねえな」とか頭でおもいながらぼーっとしてる時に思い付いた記事です。

     

    簡単に言えばトライアルを使わない馬が席巻してもう競馬が変わってきてるなという最近の話題について、シンプルにそれならレース間隔を一番あけてる馬狙ったらどうなるのって話を書きます。

     

    ということでここからが本題です。

     

     

    いくつか先立って書いておかないといけないことがあるんですが2014年〜先週(天皇賞春除く)までです。

    天皇賞春が外れるのはTargetやJRA-VANに聞いてください。明日やれば多分反映しますが明日は競馬のこと考えたくないので。

     

    そしてまず障害、ダートは外してます。障害は強い馬ほど使えるレースがなくなってレース間隔があくというのは昔からの傾向。あとはどうせオジュウチョウサンばかりになるし5年程度ならってのもあります。

    ダートは路線が分散化してないのであまり今回の趣旨とは合わないかなという判断で外してます。

     

    ということを触れてもうちょっと細かくいっていきますと単純にべたっとレース間隔をあいている馬を拾ったわけではありません。その辺をいくつか挙げていきます。細かい理由は俺の感覚になりますのであしからず。

     

    1、同率3頭以上が1位で並んでいる場合は数字として計上せず。

    馬券のデータとしてもう3頭いたら使いようがないでしょということで。2頭でも外そうかと思ったんですがここまでがぎりぎりかなということでそれは残してます。これを外すことで今年でいうとセイウンコウセイとか他もなんか2頭ほどいましたが実際に馬券に絡んだ馬も外れています。外すことでむしろ成績的なものは悪いほうに出てくると思います。

     

    2、7週未満はいれない。

    一番間隔をあけている馬が7週未満はもうさすがにトライアルに近いところを使ってる馬ということでここまで拾う必要もないだろうということで外してます。

     

    3、外国馬は外す

    あまり日本の競馬の流れとは関係ないので。

     

    4、40週以上の間隔をあけて使ってきた馬。

    これはさすがに怪我でしょう(笑)。使い分けとか体質弱い馬のじっくりした調整とはまた別の話だと思いますので。

     

    5、カムフィーとかその辺の馬。

    独断と偏見。こんなの入れても仕方ないだろ。みんないらないのわかるよ。って馬は外してます。

     

    ということを踏まえてみていきましょう。

     

    全体成績

    9-11-9-75(勝率8.3%/複勝率26.9%/単回収率43%/複回収率111%)

     

    これを踏まえて年別成績

    年・年月 着別度数 勝率 複勝率 単回収値 複回収値
    2019年 2- 0- 1- 0/ 3 66.7% 100.0% 170 200
    2018年 3- 1- 1-20/25 12.0% 20.0% 78 55
    2017年 1- 3- 2-16/22 4.5% 27.3% 40 123
    2016年 1- 2- 2-15/20 5.0% 25.0% 13 67
    2015年 2- 3- 1-12/18 11.1% 33.3% 57 166
    2014年 0- 2- 2-16/20 0.0% 20.0% 0 152

     

    という感じ、これに天皇賞春のグローリーウェイズが入るイメージですから2-1-1-0ですかね。

     

    数字について簡単に触れましょうか。

    ・全体成績はバランスがいい。特に複勝率が25%を超えているという点で4回に一回はくるということ。

    ・全体成績の回収率を見る限り言えるのは、単勝が低いのは人気馬しかきていない。複穴は結構あるということ。

    ・年度別成績をみても年間5、6回は毎年馬券には絡んでいるということ。今年度上半期に一気にその流れですが、去年とそれ以前では勝ち切るか否かはありますが、比較的休養明けの馬が上位をにぎわすということはあったということです。

     

    要するに今年顕著になった傾向ではないということです。しいて言うなら昨秋くらいから勝ち切るようになったということ。2015年くらいからは起こっていたことですね。ビッグアーサーが高松宮記念勝った年とかは結構あった印象はありますね。

     

    次は2番目に触れた単複の話。人気別成績を見てみましょう。

     

    人気別成績

     

    人気 着別度数 勝率 複勝率 単回収値 複回収値
    1番人気 3- 0- 1- 5/ 9 33.3% 44.4% 62 55
    2番人気 2- 4- 1- 6/ 13 15.4% 53.8% 56 93
    3番人気 2- 0- 1- 4/ 7 28.6% 42.9% 194 130
    4番人気 1- 0- 2- 6/ 9 11.1% 33.3% 63 96
    5番人気 0- 1- 0- 7/ 8 0.0% 12.5% 0 37
    1〜2人気 5- 4- 2- 11/ 22 22.7% 50.0% 58 77
    1〜3人気 7- 4- 3- 15/ 29 24.1% 48.3% 91 90
    1〜5人気 8- 5- 5- 28/ 46 17.4% 39.1% 70 82
    6〜 人気 1- 6- 4- 51/ 62 1.6% 17.7% 23 133

     

    見ての通りですね。上位人気の安定感。1〜3人気まではもちろん5人気くらいまでは5回に一回は勝ちきるようですね。そして6人気以下は複穴。これにグローリーヴェイズも入りますからさらに顕著になりますね。

    一番間隔があいている馬が5人気以内なら5回に1回は勝つし、6人気以下なら6回に一回くらいは穴開けるということです。

     

    そして騎手別成績。これちょっと面白いです。

    順位 騎手 着別度数 勝率 複勝率 単回収値 複回収値
    1 ルメール 6- 2- 0- 2/10 60.0% 80.0% 274 139
    2 M.デム 2- 1- 0- 6/ 9 22.2% 33.3% 151 113
    3 ムーア 1- 0- 1- 0/ 2 50.0% 100.0% 285 325
    4 田辺裕信 0- 1- 1- 6/ 8 0.0% 25.0% 0 121
    5 岩田康誠 0- 1- 1- 3/ 5 0.0% 40.0% 0 92
    6 横山典弘 0- 1- 1- 1/ 3 0.0% 66.7% 0 316
    7 戸崎圭太 0- 1- 0- 7/ 8 0.0% 12.5% 0 21
    8 三浦皇成 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 0 440
    9 北村宏司 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 0 315
    10 松山弘平 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 0 290
    11 吉田豊 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 0 1020
    12 浜中俊 0- 0- 2- 2/ 4 0.0% 50.0% 0 97
    13 和田竜二 0- 0- 1- 6/ 7 0.0% 14.3% 0 158
    14 福永祐一 0- 0- 1- 4/ 5 0.0% 20.0% 0 64
    15 吉田隼人 0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 33.3% 0 173
    16 武豊 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0 0
    18 川田将雅 0- 0- 0- 6/ 6 0.0% 0.0% 0 0

     

    見ての通りとしか・・・

    勝つのは外人さん。9勝すべてがそうでそのうち8勝は通年の2人ということです。日本人騎手はぽつぽつ2,3着にはきてますがまあこれでどうこう言える要素はないですね。しいて言えば川田騎手の不振はポイント。

     

    さらに補足するとノーザンファームの成績だけ抜粋をデムーロルメールについてすると

     

    デムーロ 2-1-0-3

    ルメール 6-2-0-1

     

    となります。ルメールは10回中9回はノーザンファーム。ちなみのに残り一回は社台コーポレーション白老生産でサンデーレーシング所有のロックディスタウンですからもうノーザンみたいなもんですわ。もう一頭はメジャーエンブレム(桜花賞)です。この辺はまだテストの一環ということでしょう。

    デムーロも9回中6回はノーザンファームになりますね。そして2勝はドゥラメンテとサトノクラウンですね。この辺から外厩的にはしがらきと天栄で分かれてるかもしれませんがわかりませんのでその辺はあちらででも聞いてみてください。

     

    そしてルメールさんもう凄い成績ですね。「一番レース間隔をあけてきた馬にルメールのったら黙って買っとけ」ってことですね。

     

    そうなると生産別成績見たいですよねということでドン

    順位 生産者 着別度数 勝率 複勝率 単回収値 複回収値
    1 ノーザンファーム 8- 6- 5-35/54 14.8% 35.2% 75 144
    2 戸川牧場 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 570 210
    3 社台ファーム 0- 2- 0-10/12 0.0% 16.7% 0 50
    4 山田牧場 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 0 305
    5 清水牧場 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 0 300
    6 松田牧場 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 0 1020
    7 北勝ファーム 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 50.0% 0 260
    8 出口牧場 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 50.0% 0 80
    9 新生ファーム 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 100.0% 0 530
    10 ヤナガワ牧場 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 100.0% 0 340

     

    まあもうノーザンファームですね。社台ファームでもだめってことです。ちなみに戸川牧場は一応補足しておくとモーリスのことなのでほぼノーザンファームみたいなもんです。

     

     

    そして最後になりますがレース別成績。やりやすいレースやりにくいレースありますからね。

    出走数にばらつきがあるのは複数いたり、上の条件で外してたりしてるからなのはあしからず。

     

    レース別成績

    順位 レース名 着別度数 勝率 複勝率 単回収値 複回収値
    1 桜花賞G1 2- 1- 0- 6/ 9 22.2% 33.3% 81 53
    2 皐月賞G1 2- 0- 1- 3/ 6 33.3% 50.0% 105 138
    3 有馬記念G1 1- 0- 2- 2/ 5 20.0% 60.0% 52 124
    4 菊花賞G1 1- 0- 2- 1/ 4 25.0% 75.0% 362 520
    5 マイルチG1 1- 0- 1- 3/ 5 20.0% 40.0% 114 130
    6 宝塚記念G1 1- 0- 0- 4/ 5 20.0% 20.0% 180 96
    7 秋華賞G1 1- 0- 0- 4/ 5 20.0% 20.0% 26 22
    8 スプリンG1 0- 3- 0- 3/ 6 0.0% 50.0% 0 200
    9 安田記念G1 0- 2- 0- 4/ 6 0.0% 33.3% 0 440
    10 ヴィクトG1 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 0 204
    11 JCG1 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 0 28
    12 天皇賞春G1 0- 1- 0- 3/ 4 0.0% 25.0% 0 157
    13 ホープフG1 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 0 75
    14 天皇賞秋G1 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 0 70
    15 エリザベG1 0- 0- 2- 3/ 5 0.0% 40.0% 0 78
    16 大阪杯G1 0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 33.3% 0 106
    17 高松宮記G1 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0 0
    18 NHKマG1 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0 0
    19 阪神ジュG1 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0 0
    20 優駿牝馬G1 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0 0
    21 フューチG1 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0 0
    22 東京優駿G1 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0 0

     

    まず3歳春の第一弾クラシックは結果出しやすいというかそうしたいんだなということ。逆にダービーとか確実に結果の出しにくいレースもあるということですね。この辺も頭において取捨を考えてはと思います。

     

    ということですね。穴をねらうなら複穴でべた買いでもOK。

    まあノーザンファーム生産でルメール乗ってて、レースは上の表で選んで3人気まであたりで・・・って買えば大体結果を出してくれるということです。

     

    競馬が変わることについていけないよ・・という人まずレース間隔一番空いている馬探してそこから上のデータをみて取捨を決めて買ってみる(みない)から始めてはいかがでしょうか。

     

    ということで終了とします。では。

     

     

     

     

     

     

     

    4月29日狙い馬、穴馬

    • 2019.04.29 Monday
    • 01:16

    こんばんは。天皇賞いかがでしたでしょうか。

     

    実はこの3日間開催の間に誕生日を迎えて一つ大台を迎えたことになりました。まあまた1年区切りにたどり着けたことを感謝です。一つ思うのはなんかエネルギーが年を取るごとになくなってるのを感じます。そんな中でこれからは「なり」で行こうかと思いますね。出たなり感じたなり思い立ったなりで生きていこうかと。

    もともと、仕事は仕方ないにしてもプライベートで予定をいれてその時間を目標に生きるのが苦手ですしそもそもそれが楽しめないってのもあるんですが、自分がこうしたいああしたいと決めて動くよりゆとりを持って動くほうが広い視野で見れて私は楽しめてるのかなと感じてます。いい年なので自然体でいきていってその中でできた時間の中で、何十年生きた中で培った楽しいこと、興味ある事をはめ込んでいって無理なく自然体で環境に流されて生きていきたいというところです。

     

    ということでどうなるでしょうか。

     

    狙い馬

    京都

    1R 11 サンマルベスト デムーロ C

    低調な面子ですが、ソエが解消したというのは狙えるポイント。出遅れ→後ろから追い込みってレースする未勝利馬でソエが解消したときゲートから一変してあっさりもあるので。そういうところにも期待です。

     

    2R 11メイショウパティオ 富田 B

    前走は初ダートでスタート、コーナーで不利もありながらそこそこ。走れそうな気配を見せてます。ダート2戦目の慣れにスムーズに運べたらというのもあるしメンバーもすごく軽くてこの辺でも通用しそう。調教もいいんですよね。減量騎手も魅力ですし、そもそも血統も屑を出さない母系。最低人気のようですがそこそこ上位の力は秘めてると思うので思い切ってここから振り回してみます。

     

    6R 2 ファイヤーボーラー 松山 C

    そこそこ芝1200mで戦えてた馬です。一息入れて上向いているようですしいい枠が当たって積極策ができる鞍上。混戦のここなら一発あってもと期待です。

     

    7R 12タガノブティーノ 藤岡兄 C

    前走芝ももともとダートの馬。かなり低調な面子ですし過去にダート走った分走れば勝ち負けになると思います。積極策のブルベアのすぐ外の枠ってのもレースしやすくて魅力です。

     

    9R 8 アックアアルタ シュタルケ C

    距離実績、クラス実績ある馬探せばこれが一番に残ります。他のほうが人気しそうなのでそれならごちゃごちゃ考えずにその視点で素直に。

     

    12R 9 ムスロコーソ アブドゥラ C

    血統的にはダート。そろそろダートで通用しても。

     

    新潟

    7R 3 デュアルウィールド 坂井 C

    前走はうまくさばけなかった。中央場所でそこそこの差ではしれてますし、ローカルのここならチャンスありと見ます。

     

    9R 8 ノーブルプルート 嶋田 C

    2,3走前は2着好走。中京で先行して失速もあのコースなら仕方なし。新潟に戻ればあっさりも

     

    10R 9 メイショウミライ 和田 C

    立て直し効果に期待。

     

    新潟大賞典 3ランガディア 戸崎

    大混戦ですね。大穴狙いの人はダッシングブレイズが面白いと思いますがそこまで勇気もないので。混戦なので内枠とある程度前目で立ち回れる馬から狙いたいなというのと前走がスムーズに運べなかったところはある。戸崎騎手もこの面子なら上位ですし、木村厩舎2頭だしの人気薄。斤量もほどほどなので狙ってみたいです。

    ほぼ総流しみたいな感じで高めこいって感じで買ってみます。

     

     

     

     

    天皇賞春回顧

    • 2019.04.28 Sunday
    • 17:28

    簡単にやります。

     

    (予想結果とレース総評)

    予想は△◎抜。まああたりです。もうちょっとカッコよく当てたかったとは思いますがいい結果でした。それはおいといて総評。レースはヴォージュがハナ宣言から早めに押していくアピール。ロードはハナからあきらめてましたし、メイショウも早めに引いてくれましたね。ハナ宣言って全部がそうとは言わないですけど、基本は絶対行くという主張というよりはそれをすることで他の陣営あきらめてくれっていう駆け引きだと思うんですよね。それで他があきらめてすんなりならラッキーって話。野球のドラフトで早めに一位指名の意思表示することで抽選を避けてくれるのを期待するのと同じだと思ってます。

    今回は宣言で和田騎手のアクションで早々にあきらめてくれましたね。

     

    これで隊列は決まりましたが、グローリーウェイズ、フィエールマンあたりがいた7,8番手あたりで隊列が前後分断してましたね。馬群が2つ(とエタリオウ)に分かれた競馬で前も楽ですからひょっとしたら大荒れもあるかもと思いましたが早めにルメールさん射程圏に入れてそれを許しませんでしたね。

    1周目の直線に入るあたりではグローリーウェイズーフィエールマンの隊列だったと思うんですが、1週目直線が終わるころには入れ替わっていたのはちょっとだけレースを決めるポイントだったような気はしますね。ルメール騎手お見事という結果でした。

     

    というのがレース総評。いまからは各馬寸評

     

    (1着 フィエールマン)

    強いですね。恐れ入りました。使い込めないもほぼパーフェクトな戦歴でG12勝目はすごいですね。性能の良さを感じますね。ポイントは前と後ろが分断しかかったところで早めに射程圏にいれるために動いた1週目の直線。あれが勝負のポイントだったんでしょうね。高い能力と操縦性の高さ、そしてルメール騎手の技術があるからできる芸当だと思いました。勝った馬に言うことはないんですが、あそこで動いていって2着馬にずっとマークされる形になっても最後振り切るだけの脚を残したルメール騎手の技術と馬の性能に脱帽です。能力は高い馬で凱旋門賞を登録しているこの馬。本当にノーザンGの新しく試してることの集大成という気はしますね。使えるのに使わないというよりは今までは使えずに日の目を見ることなく消えていった馬が見ることができるようになったということでしょう。その分、日本競馬の層も厚くなってるということでしょうね。

     

    ここからは次のステップ。こういう馬で海外とか多く使うとかできるように何十年かけていろいろ試してテストしていくんでしょうね。うまくいくかどうかはわかりませんが、そこまで競馬を見守っているかわかりませんが見ていきたいものです。

     

    (2着 グローリーヴェイズ)

    一応本命でした。ある程度考えてた通りでしたし、代打戸崎騎手もうまく乗ってくれました。ただし勝てなかった。しいて言えば1周目の直線でフィエールマンが交わしていったところですよね。あそこでもうちょっと抵抗していればと思いますが、それは後付けでレースを見てるときは正直ルメールが裏にいる位置取りは嫌だなと思っていて、前に行ってくれてその後ろにとりついたのはしめしめと安心してましたからね。その辺の私の見立ては間違ってましたね。

    ああいう競馬なら勝つにはフィエールマンがやったことを先に動いてやるしかなかったですが、馬の性能、操縦性も違えばずっと乗ってるルメール騎手と代打の戸崎騎手、ここまでのシチュエーションは違いますしそれを求めるのは酷ですね。今回はこれが限界だったと思いますし騎手もパーフェクトだったと思います。

    あとは菊花賞のレースで1,2着馬とは差はないとは思ってましたがその見立ては間違ってなかったようで、ああいうレースはあれくらい差がつくということは来年以降も覚えておきたいですね。大外枠で勝ち馬と0.5秒当たりにきた6着馬とかおいしくなりそうです。

     

    (3着 パフォーマプロミス)

    最後に消した馬でしたがそれは失敗。レースはいいレースしましたね。初手ですっと前目にとりついたのがほぼ今回の結果のすべてでしたね。なんだかんだで経験と厩舎特有の操縦性のよさが活きたと思います。北村騎手にしては前にいきましたが藤原英厩舎ですのでこれは彼の意思ではなくいろいろシュミレーションしていった中での陣営の作戦だったと思います。

    前のグループでは唯一の気の利いた力量の馬でしたし、初めにいい位置を抑えたので終始楽な手ごたえがありましたね。前2頭は強かったですが、他の有力どころはその余力で振り切りましたし、エタリオウとのたたき合いも制しました。

    ただ相当うまくいった部分もありますし、来年のこれ以上のパフォーマンスを求められるかというと厳しい。これがいっぱいいっぱい出し切った3着だと思います。

    長距離重賞まで視野に入れられるのは今後につながりますね。ただそこで圧勝できるかどうかは微妙だと思います。今回は立ち回りと作戦の勝利の部分もあると思いますので。ただ本当に今回はいいレースだったと思います。

     

    (4着 エタリオウ)

    変な競馬でしたね。さすがにあれじゃ無理。それくらい難しいのか騎手がやらかしたのかどっちもでありどっちかわかりませんが、難しい馬だなと再認識させられる結果でした。晩年のアンカツ騎手を思わせる極端すぎる後方競馬でしたね。

    それでも動いていって4着にねじ込んだのは見事でしたが、全体が動いているところでまくっていくのはタイミングとしてはツキがなかったし失敗だったとは思います。ラップとかみてないのでわかりませんが全体が動いていく流れのタイミングでまくるのは競輪とかみてるとわかりますが厳しいです。もうちょっと早くなり我慢するなり動くタイミングが違えば3着はとれたかもしれないですがこのへんはツキの要素もありますからね。なんともいえんですね。ただ勝ちはないでしょう。

    難しい馬ですし何か変える必要はあるんでしょうが何をすればいいんだろう。こういう難しい他の人が扱えないような馬に乗ったら真剣に乗る横山騎手に引退前の最後のお仕事を与える気分で頼んでみるのもありかもしれない。ちょっとそれくらいしか改善する方法は今はおもいつかない。頑張ってほしいですけどね。これくらい重厚感のある強い馬なかなかいないですから。

     

    (5着 ユーキャンスマイル)

    岩田騎手と長丁場経験に期待して抜擢しましたが結論は間違ってましたね。単純に菊花賞の能力比較をすれば枠とか通ったところを考慮したら、グローリーヴェイズには逆転されるんですよね。昨年菊花賞の1,2,3,5着ではあそこの内容を見る限りはっきり一枚劣ってるのになんとなくフィエールマンより評価したのは100%僕のミスでしたね。申し訳ないです。

    それを考えればよく走っていますが、直線相当もたれてましたよね。そもそも札付きのもたれ癖のある馬でしたよね。なぜか最近乗りやすい馬ってことになってましたが、大一番の大観衆で根っこにある部分がでちゃったかなと思いますね。武騎手→岩田騎手とのやり取りで「乗りやすい馬」といわれたと岩田騎手は言ってましたが武騎手未勝利のころもたれ癖で相当苦戦してましたよね。それも含めて伝えてあげないととは思いますし岩田騎手もちょっとうのみにしすぎたかなと思います。

    それでも5着にねじ込んだのは長距離適正と自力でしょう。難しいところもあるとか頭に置きつつ相手も観て冷静に評価したい馬ですね。

     

    (6着チェスナットコート)

    パフォーマプロミスと似たような位置で枠も生かして上手に立ち回ってましたが6着。出来は前走がなくて今回は上向いたということでこの着順は実際そうだったとは思いますが昨年の着順と相手関係とレース運び総合すれば昨年の出来があればパフォーマプロミスにはなれたかもしれないなとは思います。その辺は勢いのなさかなと思います。騎手こみでよく頑張ったとは思いますが、去年の充実期に何とかできなかったのが痛いところ。競馬本当にいろいろ嚙合わせるのが難しいですねというところです。

     

    (7着カフジプリンス)

    前に取り付いて早め先頭でスタミナを生かす競馬。一発入れるために中谷騎手でやれることはしたけどこれが限界という内容でしたね。勝ちにいかなければ掲示板の下のほうはあったかもしれないというか多分とれましたが、勝たないと意味ないですからね。あれでいいでしょう。よく頑張りました。

     

    (8着、9着ケントオー、リッジマン)

    なんていうか力は出し切って前に行って止まった馬や出来がない馬は負かしたという競馬。自身がやれることはやりましたという競馬でしたね。頑張ったんじゃないでしょうか。

     

    (10着 クリンチャー)

    もっと売れないと思いましたが4番人気の単勝9倍は超過剰人気でしたね。ちょっとびっくりしました。コース実績とか適正とか大事ですけど、そんなことより競馬においては勢いってのが大事でさすがに惨敗が3戦続いて1秒以上近2戦負けてる馬が本番でガラッと変わるとか競馬の歴史でも早々ないです。去年の3着を踏まえて不安なら紐で押さえるはありだとは思いますが、高評価はさすがに失敗だとおもいます。

    ちなみにふれれば天皇賞がリピートは少なめのレースです。それも踏まえていればだいぶこの馬の評価もしやすかったのではないとおもいました。

    内容については、1、2着馬の位置で外枠なのにうまく内の潜り込んでますし三浦騎手はパーフェクト。もう単純に馬がダメだったということだと思います。馬が戻るの待ち。戻らない可能性も視野に入れないと思います。

     

    (11着 メイショウテッコン)

    菊花賞も踏まえてですが、距離がやっぱり長いし、テン乗りの福永騎手もこの馬のスタミナはつかんでなかったとは思いますがそれにしては早々に失速。トライアルというかテンで仕上がりすぎてそこから下がっていくタイプのようにも見えますね。2戦目も長丁場も微妙に難しいところとテン乗りもいろいろ合わないところで力を出せずにこの結果ということだと思います。

     

    (12着 ロードヴァンドール)

    阪神大賞典が相当うまくいきましたからね。あれ以上を絞りだすのは難しいですし、今回はそもそもうまくいくこともなくなすすべなく惨敗でしたね。

     

    (中止 ヴォージュ)

    大丈夫ですかね。やりたいことはやりましたが早々に力尽きました。まずスタミナ無尽蔵って馬でもないんですこの馬。3000mもいっぱいいっぱいの馬。それでもすんなり前に行けば力を出せるのでハナ宣言はせられたらスタミナ持たないことを考慮してそれを避けるためのけん制だったと思います。その戦略はうまくいきましたが最後は怪我。残念でしたね。

     

    という感じで終了です。

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